2004年、当社代表の松原史尚は日本青年会議所の国連担当委員長としてMDGs(ミレニアム開発目標)の国内での普及活動に取り組みました。2006年には国際青年委員会のCSR委員会にアジア代表として出向し、MDGs達成に向けた取り組みに従事。引き続き、2015年に採択されたSDGs(持続可能な開発目標)についても、株式会社マツバラとして早々に活動を開始しました。社是『精研』および経営理念『人を大切にする』精神のもと、精力的な環境活動(環境三冠達成)をはじめ、持続可能な社会の実現(サステナビリティ)と地球の循環の回復(サーキュレーション)へ向けた様々な取り組みを行っています。
マツバラの工場は、緑に囲まれた自然環境の中にあります。環境へ配慮した様々な環境活動により、環境負荷を低減する生産体制を実現しています。近隣に住宅がないため24時間操業も可能。年間約4,000万個に及ぶ部品を生産しています。また、設立当初から納期を守ることに徹底的にこだわり、高い納期遵守率は多方面から信頼をいただいています。その他、高品質を実現する独自の技術力や研究開発力、データベースの活用なども強みに、お客様の様々な「困った」にお応えしています。
学ぶことに制限を設けず、社員の学びと成長を全面的に支援しています。大学院で学ぶための費用や勤務体系をサポートしており、これまでに複数名の社員が工学の博士号を取得しています。東京大学をはじめ大学との共同研究も行い、学びの機会を積極的に創出。資格取得はもちろん、各種セミナー・教育プログラムへの参加も支援しています。
マツバラでは年齢や性別に関係なく、社員には平等にチャンスが与えられます。責任あるポジションに就く20代・30代の社員が多く在籍。また、複数の女性社員が基幹職、管理職として活躍しています。四半世紀以上前から働きやすい環境づくりを推進し、完全週休2日制、年間休日120日、産休・育休等の休暇制度をいち早く導入しました。その他、有休の積極的な取得や社員の奨学金の返済支援、自社で製造している清流次亜水の全社員への配布など、社員を「大切にする」環境を整えています。
当社工場は鋳造工場と機械加工工場が併設しており、機械加工後の切削屑を鋳造工場で使用する体制を整備しています。この一貫体制を構築することにより、輸送に関わるエネルギーや燃料の使用軽減を実現するとともに、物流における人材不足の解消にも貢献しています。また、当社工場では業界に先駆けてゼロ・エミッションを達成しており、その後もカーボンニュートラルの実現へ向けたCO₂排出量ゼロへの挑戦を続けています。
海外からの実習生の受け入れを積極的に行っています。例えば、ベトナム国立交通技術大学に対して継続的に奨学金の支給を実施しており、同大学から推薦のあった学生を高度人材として採用しています。2016年、以上の実績が評価され、ベトナム政府より社長の松原史尚が日本人では初となる技術・経済交流表彰を受けました。