「社員旅行」

「社員旅行」

 5月27日(月)

 今週も始まりました。今日は調整日ということで、先週末に実施できました社員旅行について綴ってみたいと思います。

 昨年2泊3日総額社員さんが自身で積み立てられたお小遣いまで入れると1千万円をはるかに超える大きな旅行を実施しましたので、今年は全額会社が負担していつもより少し小さめの旅行を計画しました。旅行委員は「私」社長でした。結果的には、総務系の皆さんに多大なる尽力を頂いて、私は計画しただけということでしたが、少ない予算で社員さんに如何に喜んでもらうかを一生懸命考えました。

 低予算ということで近場を選択しました。先ずは伊勢神宮に参拝しました。その前に、昼食です。手こね寿司と伊勢うどん。私自身、伊勢うどんにはあまり良い思い出はなかったのですが、ある旅行で食した伊勢うどんが大変美味しくて同じ場所を選択しました。近場ということで、色々な場所から参加したい人が合流できる想定をしていましたので、この時点では80名弱の参加者でした。80名レベルの大人数に食してもらうためには「作り置く」店が多く、そこが「美味しくない」につながっているのではと考えます。少し時間は余分にかかりますが「出来立て」を食べさせる。その姿勢が「美味い」に繋がっているのだと思います。まだ湯気の立つ伊勢うどんを食しました。それでも手際よく出されて違和感すらありませんでした。私たちはものづくりの会社です。80人に一気に出来たての伊勢うどんを食べさせる。その凄さを一人でも感じてくれていたら良いと思いました。「伊勢うどんの感覚が変わった。美味しかった」と言ってもらえる人がいました。「やりました」。さて伊勢神宮参詣です。社員さん一人ひとり信じる神様は異なるのでしょうが、日本の文化を感じるという意味としても伊勢神宮は訪れる価値があると思います。マツバラはたくさんの外国籍の皆さんに入社していただいています。ベトナム、ブラジル、バングラディッシュ、中国、フィリピン。世界ではそれぞれの国益を主張して争っておられる場所もありますが、マツバラではとても仲良しです。当然、こうした外国籍の皆さんの信じる神様は神道ではありませんが、皆さんそれぞれの思いで足を運んでくれました。以前ですと、他界された光好会長が写真をたくさん撮ってくれました。そんなことを思いながらたくさんの写真を撮りました。皆さん、良い表情です。

 おかげ横丁での自由散策、あまりの人の多さに社員さんを見つけることは出来ませんでしたが、私は母とゆっくり散策をしました。

 宿泊は名古屋市内にしました。以前から今どきは「シングル」という選択肢もあるのではないかと考えていました。気を遣うこともありません、持病やいびき、人にはそれぞれ色々あります。それでもリーズナブルな場所、つまりはコスパの良いところということで今回の宿を選択していました。このホテルの創設者が都会でも仕事や観光の疲れをいやす温泉があるホテルがあったらよいと考えてつくられたものです。古いホテルなのですが、ここ5年程前から徐々に部屋のリフォームを進めていき、今尚工事が進められています。今回の滞在中も4階と5階の一部が工事中でした。それでも外見の見た目の古さとは異なり、部屋の中は新しく、何よりもシモンズのベッドが使われているなど温泉を掘った創業者のお客様への思いやりが継承されていることを実感させる部屋だと思います。そして、ここは朝ごはんが美味しいのも特徴です。旅行会社の朝ごはん部門の評価でも何度も「名古屋一位」に選ばれています。先ずはお米への拘りがよく、ホテルのスタッフさんたちが直接、田植えや稲刈りに行くほどの拘りです。そして名古屋飯を中心にしたバイキング、味噌カツも揚げたての串カツ(玉ねぎの入らないもので、明らかに手作り感がある)、きしめん、ドテ煮などなど。本当に美味しいご飯でした。シングルルームも、朝ごはんも温泉も参加者には大変好評で良かったと思います。

 朝ごはんにまで飛んでしまいましたが、夕飯はグループ会社「桃の花」で食べました。貸し切り、本当は食べ放題、飲み放題の設定で18時スタート21時までの予定でしたが、皆さん思い切り食べられて20時前には全員が満腹状態で20時を待たずして中締めをしました。名古屋では「行列のできるお店」です。普段は顔を合わせることもない人たちですが、同じマツバラグループの仲間です。鋳物も自信を持って、FC鋳物・小物、薄物、小ロット日本一だと思いますが、中華も自信を持ってよい店だと思います。特に麻婆豆腐は私の感覚では「日本一」だと思います。参加した社員さんたちにも大好評でした。翌日のお風呂では「体重めっちゃ増えている」「昨日食べ過ぎた」という声が聞こえていました。「ヨシ!」といった感じです。その後は自由行動としました。皆さんそれぞれに色々なところに行かれたようです。心配していましたが、無事に全員ホテルに何事もなく戻ってきてくれました。

 さて2日目は名古屋城、大須商店街or久屋大通、マリオットホテルの豪華ランチバイキングを計画しました。私自身は青年会議所のシニアクラブの研修旅行のため(今年は役員でこちらにも参加義務がありました)に2日目の朝食後岐阜に戻りました。恐らく、日本人の皆さんの多くは名古屋城に修学旅行などで何回かは行っているかもしれませんが、最近は東海地方以外から入社してくれている社員さんも増えていますし、まして外国籍の皆さん、特に最近入社して頂けた皆さんには日本の歴史感等も感じてもらえたのではと思います。

 私は写真が撮れなかったので、相棒に撮影を頼んだのですが、写真を見る限り名古屋城も大須も楽しんでくれたようで良かったです。

 今回の旅行の一つの大きな狙いは、可能な限りたくさんの人に参加してもらいたいということでした。諸事情もあって、桃の花だけ来てくれた人もありました。そして2日目マリオットのバイキングからの参加者も10名ほどあり、合計では90名を超える参加者になりました。昨年の豪華旅行にもたくさんの人が来てくれましたが、今回の述べ参加人数は近年では最高であった気がします。願った通りの旅行が出来ました。「マリオットのランチバイキングはどうでした」と何人かに質問しましたが、全員「すっごく美味しかった」と答えてくれて、中にはとびっきりの笑顔で応えてくれる人もいました。何はともあれ本当に良い旅行になったようです。「やりました」と企画した私は喜んでいます。

 大きな旅行はもう一年待つのも良いかなとも考えていまして、来年あたりはもう一度「名古屋」もありかな。なんて考えています。バスに乗って初日は「日間賀島」辺りで魚貝を楽しんで大宴会をして、名古屋には戻るだけ。少し早めに名古屋でのフリータイムにして夜の食事は各自で済ませる。また早めに休むなども、ありかもです。まだまだ食べられる人、ゆっくり休みたい人、皆それぞれあって、それぞれが楽しい。そんな企画もありでしょうし。そして今一度ホテルの豪華バイキングもありだな。朝食後はフリータイムと希望者は水族館などもありかもですね。旅行の計画は結構楽しいものです。

 今週も始まっていますので、楽しかった既に思い出になった旅行の振り返りはこの辺りにしながら、今週も頑張っていきたいと思います。

社長 松原 史尚

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