「おそうじパワーアップ活動 中間報告会」

「おそうじパワーアップ活動 中間報告会」

11月20日(月)

 さあ、今週も始まりました。本当に朝晩冷え込むようになり服装も完全に冬支度です。それでも昼間日が差すと20度近くまで気温が上がってきます。この時期は2枚くらい余分に着て服装の調節で寒暖差を凌いでいくことが大切ですね。今週は、受注が落ち込んでいることもあり明日も生産調整日です。少し寂しいですが、それでも赤字にさせない気概で皆頑張ってくれています。今朝も多くの新規の見積もりに目を通しました、寒い中にもいつかやってくる春を感じさせる週の始まりです。頑張っていきましょう。

 本日は当社が経営の根幹に置くおそうじ活動の中間報告会でした。そうじとは本当に不思議なものです。大変な繁忙期にあってもこの活動だけは時間を取ってしっかりやってきました。こうした繁忙期の中で、そうじ(環境整備)ということをしっかりしていくことで生産性を高めることが出来ます。この繁忙期に培った生産性の高さがあるからこそ、こうした閑散期でも大赤字にすることなく企業運営が出来ます。数年前でしたら、現状の受注レベルの受注でも毎週の生産調整日は取ることが出来ませんでした。しかし、今は時に週に2日生産調整日が取れるほどの生産性です。1日工場を稼働させると基本経費だけで120万円程度かかります。改善前の生産性では感覚的には3~4日間今月は余分に稼働させないといけませんでした。つまり、約400万円の費用流出があったと言うことです。また、こうした生産性の向上はお客様にも安心感を与えていると思います。正直な話、この先の景気予想は誰にもできることではありません。その中で、こうした逆風の中でも安定的な経営が出来ているマツバラにだからこそ、前述のとおり未来のお仕事の依頼がしていただけるのです。こうした成長の礎におそうじ活動があるのです。故に経営の根幹に置いているのです

 そして今、閑散期にしかできないことがたくさんあります。それはたくさん上げることが出来ますが、最重要なことは「教育」だと思います。投資を進め、DXを活用した教育シュミレーションシステムを導入していきます。これによりこの先入ってくる多くの人材への職場のOJTが非常にスムーズにできるようになっていきます。岐阜県のDX補助金を活用した、故障を事前に予想してトラブルを回避していくシステムも稼働していますが、更にトラブル発生頻度の高い場所にはカメラなどを設置し、異常を可視化することでトラブル回避が出来る仕組みも拡がっています。また、係長の皆さんや新入社員さんに対し私の信頼するコンサルタントの先生にお願いした研修も展開しています。また、プロ野球選手がキャンプをするように、各自が基本動作の徹底トレーニングや、悪い動作などの矯正が出来る時期でもあります。こうした現場での実際の生産をシュミレーションした訓練にも時間を割いてくれています。そして、おそうじ活動もこの時期こそが更なる飛躍を目指して進化していける時です。繁忙期には2時間程度生産を止めたおそうじ活動しかできませんが、今は2日も向上を止めて徹底した環境整備が出来ます。芋虫は縮むからこそ前に進めるのです。そんな時期だと思います。

 さて、中間発表に戻りますが、皆本当に発表が上手くなりました。これも様々な場所で展開されている研修の成果かもしれませんね。もう一点感じたことは発表前に「皆さんおはようございます」や発表が終わった時に「ご清聴ありがとうございました」といった挨拶をしっかりしてくれる発表者が非常に多かったことです。そして何より嬉しかったのが「おはようございます」とあいさつをした後に、多くの皆さんが「おはようございます」と返してくれていることです。それは大会議室にこだまするほどの大きな声で「おはようございます」が響き渡ったのです。既に10年を超えてこの発表会をしていますが、このようなことは初めてのことです。おそうじ活動と両極で「あいさつ運動」を展開していますが、はっきりとその成果が出ていると感じた瞬間でした。良い会社には例外なき共通点があります「環境整備が出来ている。」「大きな声であいさつが出来る」、たったこの二つです。これがしっかりできる企業になった。つまりこの先大きく飛躍する企業になれているということです。今期のテーマは「安全のためのそうじ」でしたが、各部署本当に素晴らしい活動を展開してくれています。昨期末、今年の年初に大きな災害を出したことを受けて、今期(4月以降)のおそうじテーマを「安全」としましたが、今期に入り無災害記録が更新を続けています。それぞれの職場での安全対策がしっかり進められているからです。今期はある程度の閑散期を予想していましたので、これまで10年お世話になったコンサルの先生に一線を外れていただき、「指導型」の環境整備から自ら考える「自立型」の環境整備に変更もしていました。故に、最優先である「安全」をテーマに活動を自ら考え実践してもらいました。コンサルの先生には年に2回、中間発表と年間発表に合わせてきていただくようにしていますので、今回の発表にも来ていただきましたが、先生も感心されるほど大きな成長が各職場で見られました。審査内容は、まだ私もみていませんが、本当に素晴らしい成果が感じられる発表会でした。ただ、私の審査で重点を置いたことは「既存の価値観を捨てる」ということでした。今まで当たり前に行われていたことの本質を考え、必要なきことはやめる、必要なことは進化させる。そんなことが出来たチームがいくつかありました。私は、このチームに高得点を付けました。現状からの脱皮「当たり前」からの視線を変えたチャレンジを是非とも進めて欲しいと思います。

 皆さん、本当に有難うございました。今日の私は本当に幸せでした。

社長 松原史尚

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