「嬉しかったなあ」

「嬉しかったなあ」

12月6日(水)

 今日は私みたいなものを兄貴と呼んでくれる地元の社長仲間が社員さんを連れて来社してくれました。最近は直接私が工場を案内することはほとんどないのですが、今日は私が案内をさせていただきました。先ずは、材料について説明をしました。脱炭素が叫ばれる中ですが、未だにコークスを使用しています。しかし未来を見据えて行動しています。少しそんな話をさせていただきながら、溶解炉(キュポラ)を見学いただきました。流石に1600℃の高温には「湯みたいですね」と話され驚かれていました。「まさしくお湯とか溶湯と業界内では表現しているのです」と話しました。一通り鋳造工程を見学いただきメインの大平工場に行きました。社長の会社は、主に一品物の大物加工をされて溶接、組立までされています。ここが大きな強みなのでしょうね。現状では営業スタイルも大きく変わるので適切な助言を頂くことは出来ませんでしたが、この先も営業面など気にかけていきますと言葉をくれました。「思」とは「田に心を入れる」です。このように思っていただけるだけでも幸せですね。必ず、本日蒔いていただけた種は良い方向に実ると信じています。

 夕方からは青年会議所のOB会の役員会に参加しました。ここでも後輩とこの先のコラボレーションの約束をしました。こちらは直接的な仕事が出来ると感じています。以前は、お客様経由で間接的にお取引があったのですが、最近はしていません。工場が極近にあるので2024年問題も考える時大きなビジネスチャンスが生まれるはずと思っています。つながりや「縁」というものは本当に大切だと思います。この先大変な時代が来ると思います。ひょっとすると中小製造業の7割が消えるのではないかという予感がしています。そんな中でもともに強みを活かして成長していく、そんなことが必ず出来ると考えています。

 大変な時代ですが、何やら嬉しくなった今日の日でした。

社長 松原 史尚

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