12月13日(水)
毎年地元の小学校から高学年(5年生・6年生)の皆さんが生き方学ぶと題した地域の先輩から話を聴くという機会を頂きます。毎年、何を話そうかを一生延命考えて準備をするのだけれどもこれがなかなか大変なのです。そもそも、自分自身の生き方が正しいという確証があるわけでもないのに子どもたちに語るのであるからして、難しくて当然なのですが。それでも、少しでも役に立てばと今年も頑張ってきます。
人は無限の可能性を持っていると思います。自分自身の子どものころの夢は「プロ野球選手」「学校の先生」「とんかつ屋」さん。明確に覚えているのはこの3つですが、そのどれにもなっていません。プロ野球選手は難しかったけれど、ちょうど自分が大学を卒業する時は時代が良かったこともあり、実業団でのお誘いはありました。それも明らかに野球で私が欲しいとは先方も思っていないという確信に近いものがありました。ちょうど金融機関などがエンジニアを欲しがり始めた頃で、国立大学工学部でしかも普通に野球をしていると先ず留年すると言われる体育会野球部を4年で卒業してくる要領の良い学生が欲しかったのではないかと思います。大学まで続けた野球ですがその何年も前に野球を職業とするという夢は「無理」だと確信をしていました。従って1年か2年か実業団で恐らくレギュラーにもなれない野球部に属するという選択肢はありませんでした。先生にはなれたかもしれません、実際にちょうど卒業をした大学の地元が国体を控えており、私のような体育会の学生に対する門戸は広くありました。しかしその選択も親の反対もあってしませんでした。本当は高校野球の先生というのは今でも進みたかった道ではあります。とんかつ屋さんは、兄が飲食の道へ進んでいたこともあり兄弟で進むべきではないと考えて高校に入る頃には選択肢から消えていました。でも今でもとんかつは大好きです。結局今の道に進んだのだけれども、「種」はいくつもあったと思います。実際、証券会社、銀行、商社、化学会社、声をかけていただけた会社だけでも選択肢は無数にありました。種は無数にあるのです。その中で、結果的に今の職業を選択しました。ですから、先ずは色々なことにチャレンジしてみる、あなたには無限の可能性があるのです。どんな話をしてきたのか、そこは明日のブログで綴ってみたいと考えています
こんな話からスタートをしてこようと思っています。少しでも役に立てたら良いなあと思います。がんばってきますよ。こうしたことを人に話すことで、自分自身を見つめる機会にもなりますね。素敵な機会をありがとうございます。
社長 松原 史尚