12月26日（火）
今日はラスト出湯日です。毎年初湯は皆で万歳して迎えるのですが、「終わりよければ全て吉（ヨシ）」と言われるように終わりも非常に大切なのだと思います。故に今日は立ち会ってきました。今年は、特に操業時間を延長するテストをするとのことで、今日出湯した炉は明日の正午ごろまで使用するとのことです。通常は21時間程度しか使用しない炉を一気に28時間程度使用するとのことで、ここに来るまでに多くの検証試験を進めて本日を迎えてくれます。毎週末にこの取り組みをすることで、毎月1日操業日を減らすことが出来ますし、時々想定外に起きてしますチョコ停の挽回も出来ます。非常に楽しみな取り組みではありますが、無理はしないで安全第一でお願いします。私はこの取り組みには一切関わっていません。社員さんたちが自ら考えて進めてくれています。従って、楽しみである反面、心配です。繰り返しますが安全第一を望みます。このテスト計画を知らされた経営会議から始まり、今週の早朝会議、昨日の今週初めの製造系の職制ミーティング、そして今朝再び念押しをしてしまいました。「不安全と感じたらいつでも止めるように、違和感でも止めろ」と。まあ、しかし大変な時代に自ら考えてこのように挑戦してくれる姿はマツバラの伝統です。本当に有難く思います。無理しないように頑張ってください。
話は戻りまして、本年最後の出湯作業。出湯は始めの日も終わりも無く、常に緊張する瞬間です、以前はスムーズに作業が進まず冷や冷やすることがたまにありました。つまりはヒヤリハットの連続だったのですが、絶対的な安全作業手順を見つけてくれて、その標準化もしっかり進めてくれました。これもここ2年ほどの大改善の一つです。故に、最近では全くヒヤリとすることもなくなりました。それでも念には念を入れて、写真のように何人もの人が見守り完全な手順で行われているかの確認を進め、万が一の不測の事態に備えた人員配置もし、万が一の異常が起きた場合の対応も完全に出来るような体制で出湯を進めてくれています。私はこの作業が大嫌いでした。何故なら万が一には大きな災害になるからです。しかし、昨今の安定感は抜群です。本当に頼もしい限りです。素晴らしい。
そして無事に出湯、明日の昼までどうか安全第一で進めてくださいね。今年1年本当に有難うございました。
社長 松原 史尚
