1月5日(金)
「負けてたまるか大作戦」 社会に感動を呼び起こす!今こそ社会の「光」となろう!
本年のスローガンです。
新年あけましておめでとうございます。新年早々能登半島地震の発生により社会を震撼させるような事態となりました。私の友人の多くが被災をしています。また従兄の奥様の弟さんが珠洲市の市長さんであり、娘が日本航空高校石川の卒業生で多くの友だちが被災をされており、本当に大変な縁ある場所での災害に私自身も大きな衝撃を受けております。どうか一刻も早い復興を祈るばかりです。一方で、歴史的にもこうした大災害は政治が極めて不安定な時期に起きます。阪神大震災は村山内閣、そして東日本大震災は菅内閣、そして今回の岸田内閣です。恐らく、大変な時代の幕開けを象徴することになると思います。昨年のブログをジャンプでなく背伸びをしようと締めくくりました。しかし、背伸びでは飲み込まれてしまうような津波が到来しようとしていると思います。ジャンプに匹敵する高さに到達するほどの飛躍が必要となると感じています。しかし、一人ひとりの背伸びは小さくても社員さん全員が背伸びをしてくれれば、その結果は「ジャンプ」した高さをはるかに超えていくと思います。そんなことを思わせてくれる姿が箱根駅伝の青山学院大学にありました。今年のスローガンは「負けてたまるか大作戦」戦況は圧倒的に不利、しかしそんな中でも一人ひとりを奮い立たせるそんな響きのある言葉でした。昨年の箱根駅伝でトップに立って以来、僅か1区間でも誰かの背を負ったことのなかった駒澤大学が往路の3区で青山学院の背を追いかける展開となりました。多くの皆さんが、それだけでもよくやったと感じた瞬間であったかもしれません。しかし、そのまま背中はどんどん遠ざかり最後には見えない先まで進んでいきました。そして復路、出場した選手は全て初めての箱根駅伝であったといいます。こうしたことも偶然ではないのだと思います。心の底から信じております「日本は神の国」、大変な幕開けとなりましたが、今こそ「新たなヒーロー」が生まれなければならない時代であるというお告げであったと信じます。新たな産業が生まれけん引することも必要でしょう。そしていつの時代にも産業の礎を支える鋳造業界では新たなヒーローが誕生することが望まれるのだと思います。それは誰か一人のとてつもないヒーローでなく、今回の箱根駅伝のように一人ひとりが背伸びを進めたことがつながり結果、往路最高タイム、総合最高タイムとなったような、そんな姿が今年一年進むべき方苦なのだと感じました。世に偶然なし、昨年末にブログで綴りましたように、例年とは異なり、今年は仮の基本方針を作成し、各部門長に部門総括表を作成していただきました。そこには、「研ぎ澄ませ 社会に感動を呼び起こす!今こそ社会の『光』となろう!」と基本方針を示しましたが、今年の正月三が日の景色から、原監督のスローガンをお借りすることとしました。「負けてたまるか大作戦」、超える壁は大きい、しかし少しだけ笑顔にさせるような感覚があると思います。「研ぎ澄ませ」、気持ちとしては同じなのだけれど、何やら畏縮してしまうような感があるような気がします。今年1年進んでいく道は大変な道になろうかと思いますが、その大変な道を「笑顔」で進んでいけるような1年にしたい。そんな勇気と姿勢を青山学院大学の皆さんに頂戴することが出来ました。
幸いなことに、マツバラにはとんでもないのびしろがまだまだあります。しかも、それは決してジャンプするような冒険的なことではなく、ここ数年で培ってきた精進を活かし、一人ひとりが背伸びを繰り返すことで出来ることにより成せることです。こうした方針も4月に出す方針書では明確にしていきます。
今年も安全祈願祭に始まり、初荷式、冶金の神様である南雲大社の参詣とル―ティーンもしっかりと進めながら新年をスタートすることが出来ました。また、長期連休の期間中には造型機の大型メンテナンスも進められています。今や1億円をはるかに超える造型機です。既に10年以上使用していますが、このメンテナンスをすることで更なる10年、20年と継続使用することが出来ます。大半の皆さんが長期の休暇を取る中でこうしたメンテナンスを進めてくれていた人もいます。こうした人たちがあるからこそ仕事が出来るという「御陰様」を常に意識できるチームにも今年はなっていきたい。そんなことを信念のご挨拶ではさせていただきました。「変えてはいけないこと」「守り続けなければいけないこと」、そしてその中でチャレンジ(背伸び)をしていくこと。そんなことを大切にする一年にしたいと思います。
社員の皆さん、今年も1年共に成長していきましょう。「負けてたまるか大作戦」が笑顔で背伸びしていきましょう。今年も一年よろしくお願いいたします。
社長 松原 史尚