1月11日(木)
58歳になりました。57差になった折のブログで綴った記憶がありますが、「57歳は運命の年」いつの日だったか、大変よく当たる占い師に言われた記憶があり、その他の様々な人にあなたの運命の数字は「57」と言われるなど記憶にはないほど57という数字が「吉」と子供の頃から言われました。大学生の時、友人に全く興味も無かった競馬に誘われ、『「5・7」の一本で1000円』とかけたレースが万馬券となりましたが、来るはずもないと、友人が気を効かせて競馬を知らない私のために本命に変えてくれていて、土下座して謝る友人から千円だけ返してもらったことが懐かしく、その日から心に染み着いた「57」。そんな折からの期待した「57」歳でしたが、結論的には「不況」という大きな波に飲み込まれて躍動といった感じにはなる事はありませんでした。しかし、振り返ってみるとかつてないほど「良い年」であったと思います。受注量は数年前のピーク時と比較すると40%近く減少しています。(ライバルに奪われた失注はゼロ、新期受注も立ち上がっている)
しかし、それでも赤字にしていない。これは大変な成長です。そして新しいお客様もたくさん出来ました。数えきれないほどの改善が出来ました。
「好況よし 不況さらによし」
好況はよいが、不景気は困る。これが多くの経営者の正直な感懐だろう。しかし、松下幸之助の景気観は違う。「好景気のときは、駆け足をしているようなものだ。一方、不景気はゆるゆる歩いているようなものだ。駆け足のときは他に目が移らないから、欠陥があっても目につかないが、ゆるゆる歩いているときは前後左右に目が移るから欠陥に目がつき、修復訂正ができる」という。
つまり、景気が悪く商品が売れないときは、それまで手が回らなかったアフターサービスを徹底する、社員教育に力を注ぐなど、不景気なりに利点がある。世の中が不景気で停滞しているときに、こうした努力をすれば、「不景気こそ千載一遇のチャンス」にもなるというわけだ。(松下幸之助 オフィシャルウェブサイトPHP研究所)
父の影響を受けて勉強した、松下幸之助翁の言葉ですが、これまで何度も不況を経験してきましたが、正直一度もこの境地になることは出来ませんでした。しかし、昨年、まさにこの境地に立つことが出来ました。景気が良くて、普通の年であったら利益も出て気持ち的には楽であったかもしれません。しかし、これほどの荒波の中で、結果が出せていること、それは驚きの成長だと思います。まさにこの不況時を千載一遇のチャンスにすることが出来たと感じています。設備投資も最高のタイミングですることが出来ました。人の確保も出来ました。しかも本当に優秀な社員さんたちにたくさん来ていただけることが出来ました。生産性も大きく向上させました。本当に驚きの成長です。
「好況よし 不況さらによし」本当にこう感じさせていただける一年であり良い年「57歳」でした。今年は更なる飛躍を遂げていきたいと感じています。既に、更なる改善を進めるための方向性のたたき案を部門長さんには配布させていただきました、各自で更にブラッシュアップして来期の目標を掲げ、今年以上に良い年にしていきたいですね。これほどの改善を進めてにもかかわらず、まだまだ進められる改善点が明確になっている。本当に凄いことだと思います。心から優秀な社員さんたちに感謝をしています。皆さん、頑張っていきましょうね。「負けてたまるか大作戦」進めていきましょう。
社長 松原 史尚