「日本政策金融公庫中小企業岐阜友の会新春講演会」

「日本政策金融公庫中小企業岐阜友の会新春講演会」

1月31日(水)

 昨日のことになりますが 日本政策金融公庫中小企業岐阜友の会新春講演会に参加してきました。講師は立教大学名誉教授山口義行先生でした。講演会にはよく参加しますが、久しぶりに時計があっという間に過ぎた講演会でした。

 「今後の経済動向と中小企業経営~インフレと人手不足の中で」のタイトルでの90分の講演でしたが、ほとんどの参加者がメモを取りながら真剣に聴く姿に先生ものお話もヒートアップし質問時間、食事の時間まで食い込んだ講演となりました。

今の時代に限らず、経営に必要な3つの力

  1. 時(次)代を読む力
  2. 現状を肯定せず常に現状で良いかを問う力
  3. 自分(自社)にはない力を自社の力として使える繋ぐ力

この3つの力を持つ企業がいつの時代も存続しているという話で講演は始まりました。「同感」です。まさに最近のブログで綴った、松下幸之助翁の「経営のコツ」のコツこそが、この3つの力である気がします。昨今のマツバラはこの3つがしっかり出来たと思っています。

 その上で自社の存在価値を「再定義」することの重要性について語られました。そのキーワードとなる経営動向として

  1. 2024年度問題

サプライチェーンの効率化に貢献できるか

  • EV(電気自動車)

脱下請け、顧客創造(提案型企業)になれるか

  • 高コスト(インフレ)

量から質へ転換(高付加価値化)

市場の独自性

  • 人手不足

人と企業の関係を再定義する必要性、キーワードは1)多様化 2)外部化 3)快適化

といった内容での話を頂戴しました

1)マテリアルマイレージという考え方 3)小ロット多品種・小物薄物鋳物 4)人を大切にする経営、まさに今のマツバラが明確な方針の下で進んでいる方向性が間違いないことを確信することが出来ました。唯一EVという点では単純にEVの部品と考えるのでなく、現状の世界情勢などを鑑みながら今必要とされる小物・薄物・小ロット鋳物のスペシャリストとしてサプライチェーンの中で存在意義を確立していくこと。先生が講演の中でも触れられたように、この先加速度的に企業の倒産・廃業が進む中で更にマツバラの存在意義を確固たるものとしていき、EV社会の中でも必要とされる鋳物部品を提供していける企業になっていけたらと考えています。

 その他にも多くのこの先進んでいくべき方向性についてのヒントを頂くことが出来ました。即実行で進んでいけたらと思います。山口先生、本当に勉強になりました。ありがとうございました。

社長 松原 史尚

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