2月19日(月)
今週は雨からのスタートです。しかし、朝、車に乗ってみてビックリ、何と外気温度が13℃と表示されています。2月ですよね、しかも朝5時48分で一番寒いはずの時間に驚きです。しかし、週末には一転冬に逆戻りするそうです。体調管理が大変です、朝礼ではそんな話をさせていただきました。
さて、今週も調整日からのスタートです。こんな日はゆっくり色々と考えることも出来ますから、来期の方針書の作成に向けて先ずは今期の方針書に改めてじっくり目を通してみました。経営上で大きく目指したのは経常利益率を5%にしたいということ。中小製造業がほぼ低迷している中で今期も経常ベースではしっかり収益を出せていることは良いと感じています。その背景として目標とした損益分岐点操業度を1300tまで下げるということ、その活動を通して同じく売上70億円が達成できるポテンシャルを構築できたことが上げられます。営業として製造として100点が取れても5%の利益率は到底実現できない数字でしたが、現状は操業度が80%を超えれば実現できるものになっています。インフレも背景にはありますが、小ロット多品種に対応できる会社になれたこと。恐らくその分野のファーストコールカンパニーになれたこと。そして量産主体の生産時と日当たり生産量が同等で生産出来るようになった成長。その結果が100%稼働しても50億売れなかった会社が100%稼働すれば70億円売れる会社になり、80%稼働しなければ利益の出せなかった会社が65%稼働すれば利益が出せる会社に成長させたのだと思います。好況よし、不況更によしです。来期55期も楽しみな一年になります。
そんなことを感じながら、本日開催の「マツバラ元気プロジェクト」を覗いてきました。ここもまた成長だと思いますが、ちょうど「どこにも負けないマツバラの魅力」というテーマで自社肯定感についてまとめてくれていました。そこに出ていた回答はまさに上述したような内容でした。しかし、結果を出すのは常に人の成長です。賃上げ、働き方改革の実現を自ら進めてくれて、自責の念で会社の成長のために知恵を出してくれた社員さんたちの成長こそが今期の成長の真因です。そして今、自ら考え行動してくれる幹部、そして基幹職が率先して動いてくれていますから、この先のマツバラが社会の「光」となる事は間違いありません。
朝一番には現在、安全をベースとした三位一体の改革(品質、コスト、生産性)の中核となって進めてくれている溶解係がミーティングを行っているシーンに出くわしました。先週の操業日報をベースとして反省と今週の方向性について会議をしてくれています。ホワイトボードには目指すべき姿と現状の結果が示されています。しかし、凄いです。参加メンバーが特定技能実習生と実習生、そして再雇用のベテラン社員さんです。実習生に重筋労働、単重作業だけをさせることで「奴隷制度」のような言われ方を海外ではされていると聞きます。しかしマツバラはどうでしょう。こうした技能実習生の皆さんが会社の生命線を握る原材料費を低減させていく活動に参画し、そして自らの経験と考えを反映させて改善に参画している。まさに「当てにされている」「役立っている」そして自らの意見を言い、目標達成に向けて参画し結果を残していくことで「自己実現」を達成していく。「凄い会社になったこと。」そんな実感をさせられる1シーンでした。ただただ感謝感謝ですね。
今週もこうした皆さんの活躍が楽しみです。がんばっていきましょうね。「負けてたまるか大作戦」。青山学院のようなムードのなってきたと勝手に喜んでいます。今週もよろしくお願いします。
社長 松原史尚