2月29日（木）
2月が終わります。今年はうるう年ですから1日余分に2月があります。そして今回のうるう年は台湾で過ごしています。メインバンクの研修旅行で台湾に来ています。様々な支店からの参加ですので今まであったことのないたくさんの人ともお会いすることが出来、たくさんの刺激を儲けています。一方で、若干の時間的な余裕もあり、先週から少しずつ進めてきた方針書も完成させることが出来ています。本日、常務会に送信することが出来ました。毎年懸命に作成しますから、先ずは一安心です。場所や雰囲気を変えて方針書を作成することで新鮮な感覚でモノが考えららえられるので、毎年どこかは環境を変えています。今年は台湾で完成させました。台湾は常に中国に対する危機感を持ちながら自らの世界の中での立ち位置を作らなければなりませんから、半導体を代表とするIT関連を筆頭に世界1位の企業や業種別でもTOP10に入るような企業がたくさんあります。そんなことも今回の研修セミナーの中で学びました。国民一人当たりのGDPも飛躍的に伸びてきており、日本は間もなく追い越されそうです。こんな勢いのある経済環境の中では気持ちも大きく前向きになれます。良い方針書が出来たと思います。
昨年からわが社の社会的役割を変えました。
旧 「人を大切にする経営」の実践で世界の部品素材を支え世界平和の実現に寄与する
新 圧倒的社員満足の実現で人手不足社会の部品素材を支え最高級の顧客満足を創造し具体的な地球満足実現への使命を果たす
旧の「世界平和の実現」とは大きく出ていますが、世界平和といった大きなことを口にし続けるとそれなりの成長と地球への貢献が出来るものだと感じました。そして本年度から新しいわが社の社会的役割としたのです。社会的な平均を大きく超える働き方改革や、賃上げの実施、そして何よりも自己実現に向けた機会を多くつくり社員さんが幸福の実感を出来るよう全社をあげて進めてきました。最近は本当に笑顔の方が増えてきました。離職が減り、新しい社員さんも多く入社してくれるようになりました。外国人の実習生や特定技能実習生の皆さんは友人や家族をマツバラに入社させたいと話してくれる人が増えています。このように社員さんに活力が出てくると、自然と会社は良くなってきます。
最近のブログでも今期の成長は綴っていますが、人手が不足する中で十分な社員さんを確保できており、この先にも多くの社員さんが入社予定です。中小製造業はほとんどが大変な局面を迎えていますが、今期も社員さんによる大きな改善が進められたことで万全ではありませんが収益面もしっかりとした数字が出せています。この先も協力企業がしっかりと部品を納めてくれるかはお客様にとって、大きな心配であるはずですが、マツバラは絶対的な安心が届けられていると思います。大企業製造業の皆様ですら鋳物の製造は縮小傾向にある中で、設備投資と改善を進め生産能力はここ数年で約2割増やすことに成功し、そしてこの先必要とされる多様化社会の中で小ロット生産もしっかりと出来るようになりました。まさにお客様への満足もしっかり提供できていると感じます。加えて、経済に良いことは環境にも良いのです。生産性を上げる過程と新しい設備の効果でエネルギー効率も確実に上げており。少ない生産日数で必要とされる量を確実に納めることが出来るようになりました。そこには生産管理の成長もあります。このように大きな成長を遂げていますが、ベースにあるのは社員さんの成長です。「三方良し」、社員さん、お客様、社会（地球）の全てにとって良い循環を創り上げていくことこそがわが社の社会的な役割でありビジョンなのです。その大切さを改めて実感できることが出来たので、ビジョンの説明に追記してみました。
「説明文」
当社が目指す姿は、社員一人ひとりが幸福であると実感できる会社であること。それは社員全員が「会社に大切にされている」「仲間に大切にされている。」という実感が持てること。その結果、自責の念で考えられる社員が増えていく。そして、お客様に心から「ありがとう」と言っていただける商品とサービスの提供が出来ることへと繋がり、その過程にある、我々の生産活動がSDGs、地球温暖化への対応、BCP、働き方改革といった社会が目指すべき方向性の手本となることを実現していきます。その実現のプロセスで、お客様に「技術のマツバラ」と信頼され、社会への役立ち感を持つことで全社員が、更に自己実現感を持つ。このように三方（社員満足・顧客満足・地球満足）の幸福の連鎖（循環）を創り上げていくことを目指しています。こうした連鎖は「お客様の信頼」となり、信頼の結果が、高い収益力となって一人ひとりの社員の生活を豊かにしていく幸福の連鎖となっていく。そして社員の心の幸福と経済的な豊かさが実感できる企業であり続けることが出来る。それが当社の目指すべき方向性（ビジョン）です。
赤い文字が変更をかけたところです。未来を創り出すのは常に人です。この先も「圧倒的社員満足」を常に意識して磨き上げていくことでお客様、社会（地球）の全てに良い流れをつくっていけたらと思います。来期も必ず良い年になると思います。
さて、昨日のブログに綴りました、台湾の永年のパートナーRUDOX社張社長様親子との商談も非常によい話となっています。張社長様親子は4月の日本への訪問に際し大きく日程を変更してマツバラグループに丸一日訪問されることになりました。しっかりと準備をしてお迎えしたいと思います。楽しみです。
社長 松原史尚