「台湾出張報告」

「台湾出張報告」

3月1日(金)

 今回は銀行の研修旅行でした。これまでこうした関連は全て会長に任せてきました。また、時にゴルフなどが絡むと、私は正直ゴルフが苦手で副社長にお願いして出てもらってきました。今回は方針書の作成時期と重なり、スケジュールを見ると自由時間も取れそうであったこともあって出てみる気になりました。結論として本当に良い旅になりました。送り出してくれた社員の皆さんに感謝します。このブログは日本に帰国してから綴っています。なんと突然にメールが送受信できなくなり、せっかく綴ったブログをあちらこちらと触っているうちに自ら削除してしまいました。帰国して、専門のスタッフに見てもらおうと思ったのですが、不可思議と何ともなくメールが出来るようになりました。ホテルのネットとの相性かとも思い空港でも色々やったのだけれどもうまくいかなかったのに帰国したら何事もなく使用できました。神様っているかもですね。もしも、普通にメールが使用できていたら、恐らくホテルのレストランでコーヒーでも飲みながらブログを綴り、方針書の見直しでもしていたと思います。メールも送れない環境とせっかく綴ったブログを一度完全消去してしまったこともあり、チェックアウトから空港への出発までの間の約3時間ぶらぶらすることとしました。ということで出張報告はぶらぶらした3日目(最終日)から綴ってみます。

 同じ製造業ということもあり、また青年会議所の後輩でもあることから最近よく情報交換をする社長仲間とロビーでばったり出会いました。彼は美濃加茂支店との取引があって参加とのことでした。彼のおじい様は台湾が日本の統治時代に小学校の校長先生をしていたとのこと、国語の先生で日本から赴任したとのことでした。台湾で音楽の先生であったおばあ様(台湾人)と結婚し子供が3人出来てそのうちの一人が彼のお母様でした。終戦後、日本人のおじい様と子どもたちは日本に帰国しますが、台湾人であったおばあ様は現地に残られたとのことです。おばあ様も日本に行くことを望みましたが叶わなかったとのことです。戦争とは残酷なものです。出発までの3時間、このおばあ様を通した彼のルーツを探るということで同行させていただきました。古い日本の統治時代の地図と現在の地図を照らし合わせながら歩きました。先ずは、地下鉄で近くまで行きました。中山という台湾の中心地から僅か3つほどの駅でした。時間は11時を少し過ぎた頃でしたが、地下鉄が超満員、ラッシュ並でした。台湾に来て最初に気づいたことでした、「渋滞がない」。2日目、3日目もバスでの移動でしたがほとんど大きな渋滞もなく、東京でバスに乗るような感覚で移動できたことを大変驚きました。以前は大変な渋滞の連続だったのですが。この渋滞解消の原因は地下鉄が整備されたことによるのだとわかりました。地下鉄はラッシュ時間でもないのに10分に1本は来ます。そして都度ほぼ満員で動いていました。これだけの人数が地上から地下に降りたのです。道路が渋滞しなくなったということが理解できます。時間とは国の成長のエネルギーだと思います。これまで多くの時間を道路で過ごしてきた無数の台湾人が短時間で職場に行けるようになるのです。生産性が向上するのは当然です。昨今の台湾の経済成長はこうしたインフラ整備によるところも大きな一因と感じました。

 そして友人のおばあ様が住んでいたと思われる場所、現在ではマンション街となっていました。それでも曹洞宗台湾別院の跡やその歴史を綴った看板など、また日本陸軍の跡など日本が統治した時代を感じることが出来ました。同じ島国ということもあったのでしょうか、統治時代にも台湾の人たちと日本人の関係は恐らく良好だったのかもしれません。東日本大震災、そして今回の能登半島地震でも大きな支援が台湾から寄せられ、コロナ禍パンデミックではマスクを寄せてもらい、日本はワクチンを送る。今尚、台湾の人たちの親日感が非常に強いのも昨日のブログで綴った2日目のセミナーの中で講師の方からデータとしてしっかり出ていることが教えていました。海外に行っても住宅街を歩くことなど普段はないのですが、街並みや人が流れ、暮らしぶりからも台湾のポテンシャルと自社の可能性を実感しました。パソコンを眺めていたのでは一切感じなかったと思います。何故にメールが突然バグったのか、それは不可思議なれど、全ては必然で意味がある。今回のことも台湾の街に出られたからこそ感じられた台湾の可能性に思います。

 さて初日に戻ります。既に少し紹介しましたが、次亜塩素酸特に食の分野と工場の環境整備の分野で大きな可能性を秘めていると思います。日本では以前にも綴りました、コロナのパンデミックに対する次亜塩素酸の活用をめぐり目に見えない大きな意思が働き、あたかも危険物であるかのような感覚を国民に植え付けてしまいました。しかし、もともとは食の安全を目的として開発されている技術です。

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000108448.html

(興味があれば覗いてください。)

 非常に安全で、大きな価値あるものです。日本の宝だと思います。今一度、原点に戻り食の安全の分野、そして今少しずつ活用が始まっている製造業、特に悪臭が酷い場所での消臭剤としての活用について、永年のパートナーである、RUDOX社の張社長親子へのプレゼンが初日に実施したことでした。以前に台湾で蚊に刺されて結構大きく腫れたことがあります。従って、虫刺され用の薬と言えば良いと虫刺され薬のアンモニアを持ち込み、それをティッシュに染み込ませ臭いを嗅いでいただきました。もちろん例外なくこの臭いは顔がゆがみますが、次亜塩素酸水で中和することで全く臭わなくなることでその効果も確認いただきました。鋳物工場はまさしくこのアンモニア臭です。プレゼンは大成功です。昨日のブログにも綴りましたが、来月しっかり時間を取って日本に来てくれます。有難いことです。ただ中和するなどに使用しただけで不注意にも身体、特に肌が出ている部分に塗布しておくのを忘れました。(不思議と虫よけの効果も高いのです)すっかり蚊に刺されてしまい、まさか本当にアンモニアのお世話になるとは思いませんでした。よく効きました。

 二日目です。普段は入ることのできない台湾の台北港に行きました。港を大きくする工事が大変なレベルで進められていました。台湾の発展の勢いを感じます。間もなく、国民一人当たりのGDPは日本を抜いていきます。これは午後からのセミナーで講師の先生から聞くことが出来ました。いつの日か、この港を大きく活用できるような仕事が出来ると良いと思いました。きっと実現できると思います。ゼロスポーツの時にも台湾がなければ倒産させており、恐らくグループ全体が大きなダメージを受けたと思います。それを救ってくれたのが台湾の市場と李社長でした。また李社長と仕事ができたらと思います。飲食をスタートさせた折、兄が修業をし、台湾料理から桃の花は花開きました。ルーツをたどると、今から約50年前コークスが異常な値上がりをし、手に入らなくなった折、台湾からの輸入で窮地が救われたと父に聞きました。それが前述張さんの会社RUDOXです。このように場面、場面で台湾はマツバラの節目に大きく関わっており、そしてその全てが「吉」であったのです。午後からは台湾の現状と日本とのかかわりについて学ぶセミナーでしたが、ここでも台湾の可能性について感じています。恐らく、4月以降更なる大きな成果が次亜塩素酸関連に台湾から出てくると思われます。

 夕方には参加者の晩餐会がありました。台湾料理は本当に口に合います。青年会議所時代にお世話になった先輩、昔各務原支店におられた次長さんが支店長になられて相席することが出来ました。普段は話さない多くの人と話が出来ました。そこで前述の後輩ともしっかり交流でき、3日目の学びに繋がりました。僅か2泊3日の台湾出張でしたが、つながりを感じ、この先の未来について大きな刺激を受けました。

 最終日、食事の前にホテルのサウナで汗を流しました。その折の体重が何と73.1キロ。これは受け入れられません。台湾料理が口に合ったこともありますが、久しぶりの仲間たちと色々な場所で交流し、飲み過ぎて食べ過ぎました。世に偶然なし、このタイミングで僅かではありますが夏服に手を通すことが出来ました。あまりにみっともない自身の身体がシルエットに出ています。これは現状への戒めに違いありません。このままでは夏服を買わねばならず、無駄な出費を夏にすることになります。健康診断でもダイエットの指導を受けることになりそうです。常に、社員さんたちにはパラメータ管理をしっかりするようにお願いしているのに、いつから体重計に乗っていなかったであろうかと猛省しております。本当に鏡に映った、あまりに見苦しい姿に驚愕し、久しぶりに体重計に乗って「ビックリ」です。本日より、緊急のダイエットに入ります。以前にも紹介した、柏原先生のお腹痩せダイエットの手法でしっかり進めていきます。日々体重をブログに綴り、逃げられない状態で成果を出していきます。

目標1割減

73.1㌔-7.31㌔=65.79㌔

 計量の後で朝食もしっかり食べたので本当はもっとあるのでしょうし、何よりも約1時間サウナにいました。瞬間的には恐ろしい数字であったかもです。しかしそこにはエビデンスはないので、目で見て計測したこの数字をベースとしてスタートします。65.8㌔を下回るまで、それまで禁酒で進めます。皆さん、誘わない(勧めない)でくださいね。さあ、頑張りますよ。

 お酒が身体に受け付けないことをわかっていて、人間関係で強いものが弱いものにお酒を強要するのは非常にいけないことで、飲んだ後体調が悪化するなどが起きたら、それは傷害罪に当たります。そんなシーンを見かけて、厳しく注意してしまい、場の空気を乱してしまうことも旅行中にありました。しかし、ダメなことは絶対にダメと言えない日本人が今の日本を作っています。

 さておき65.8キロを切るまでお酒を身体が受け付けない事態となりますのでよろしくお願いします。

Have a great weekend !

良い週末を

社長 松原史尚

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