3月12日(火)
昨日のことになりますが、先週の災害を受けまして臨時の安全委員会を開催しました。災害が火傷ということで、その発生原因と再発防止が委員会の主目的となります。真の原因を明らかにするために、発生部署での事前の会議を全員参加で開催してもらいました。災害の発生前から不安全行動が散見されていたようで、先ずは絶対の原則として「不安全行動を見たらその場で注意する」ことを確認しました。発生部署だけでなく、その他の部署でも徹底することを確認しました。
会議の中でも、また事前の会議の中でも火を扱う場所での正しい服装についての意見が多く出ました。冬場の寒い時期のヒートテック的なインナー、逆に夏場は即効乾燥的な素材で涼感に優れたものの使用の有無についても意見が出ました。つまりは現状、使用している人がいるということですが、結論的に絶対にダメ(NG)ということで徹底することを確認しました。綿100%の素材以外の着用を禁ずることを再確認しました。そして単にダメというだけでなく、何故ダメかを伝えて徹底することを各委員にお願いをしました。
私自身が体験をしました。冬場には鋳型膨張を抑える錘の下に水蒸気が冷やされ結露することが頻繁にあります。注湯作業中、誤ってここに溶湯が入り込むと爆ぜることがあります。爆ぜても大丈夫なような保護具と作業服にしていますが、極まれに自分の方に向かって湯玉が飛んできます。私も一度経験したのです。結構な爆ぜ方だったのは作業着を見るとわかりますが、厚手の綿の上着ですから、そのほとんどを払い除けてくれています。しかし、多くの湯玉が飛散したことが解ります。その中で、勢いよく出た2ミリ程度の湯玉が2か所作業着を貫通しました。そして次の綿のロングTシャツも貫通し下着も貫通しました。その下着が「ヒートテック」だったのです。私もしっかり着込んでいるのでまさか下着まで貫通してくるとは思いませんでしたが貫通したのです。綿のTシャツの方は貫通した場所だけが穴が開いており、湯玉を出すために下を向いた折に、湯玉が貫通して床に落ちたところのだけが穴が開いているのに対し、ヒートテックは触ったところが全て瞬時に溶けてしまいます。2ミリ程度の湯玉2個でこの状態です。万が一にも燃えたりしたら、どれほどのことになるのか、一目瞭然です。写真ではわかりづらいので、来週の朝礼でしっかり見てもらいますが、このように化学繊維は非常に危ないのだということを理解してもらえたらと思います。出来ればヒートテックや涼感の高いシャツを着せてあげたい。それでも安全以上に大事なものはないのです。どうか理解いただき、決め事を遵守して安全作業をしてください。お願いします。
昼からは、この安全委員会を踏まえて各職場でも安全会議をしてもらいました。たくさんの意見が出たと聞きます。こうして安全に対するレビューをすることこそが大切なのです。ここでの確認事項をしっかり遵守し日々のお仕事を進めてください。お願いします。
今週は火曜日からの操業です。お仕事が少し増えたので、火曜日からのスタートで木曜日からの延長操業も無く、終日のフル生産の金曜日となります。今週も安全第一でお願いいたします。
火曜日の体重 69.1㌔(スタート73.1㌔)
やはり少し戻りました。ここからはこんなペースの少しずつのダウンになっていくのでしょうね。
継続して頑張ります。
社長 松原史尚