4月18日(木)
今日は特別な予定もなく朝からうろうろしています。朝から会社の中をちょろちょろとしながら皆に声をかけて回りました。ゆっくり時間が流れることに感謝をしながら。食堂にて、私の作業着とインナーを発見しました。鋳造業の中での注湯作業(溶けた鉄を型に流し込む)では、時に錘(砂型が注湯後膨張するのを抑制する)の下に溶けた鉄が入ると小爆発を起こして溶湯が身体に飛んできます。こうした溶湯を湯玉というのですが、この湯玉が飛び掛かってきても大丈夫なように綿の作業着で仕事をしています。それでも時に小さな湯玉が作業着を貫通してきます。こうした折には、うつむきになって湯玉を外に追い出します。作業着が溶けて(燃えて)下に落ちるのです。私も5年ほど前までは、こうした作業を1時間程度手伝っていました。そんなある日にヒートテックを中に着て作業そしていました。そして湯玉を受け作業着を貫通しました。作業着を抜けたのは小さな湯玉だったのですが、ヒートテックは大きく溶け落ちました。こうした事態は起こりうることです。冬場はヒートテック、夏場は発汗時に乾きやすい服を着たいのだろうと思うのですが、こうして万が一の時には火傷が酷くなる可能性が高いということを理解してもらうために提供しました。作業着はまだまだ着ることが出来ました。それでも社員さんたちに理解を深めていただくために提供しました。ヒートテックは、燃えた以降全く着ていませんでしたが、何故か捨てられず持っていました。良い機会なので提供しました。この件、労務係から気づき事例提供として改善提案にも出されていました。インナーは特に冬場は人に見られるものではありませんが、自身の身を守るため、誰かが見ているからでなく、徹底して自覚する行動するべきだと思います。こうして、見ているから、見ていないかで行動を変えるのではなく、どうあるべきかでの判断をしていくことを促す良い例になりました。解りやすい掲示です。提供して良かったと思います。
そして今日は定例の地域清掃にも行ってきました。先週までの桜(ピンク)色から一気に新緑のシーズンへと移りました。一面の緑、しかし濃い緑でなくまだまだ黄緑色といった若々しい緑色です。あと1月ちょっとで、ここにはホタルが飛び始めます、季節の移り変わりが心地よいです。
今日から明日にかけての延長操業です。受注が少ないのなら、少ないなりに知恵を絞って生産をしてくれる。本当に有難いです。明日の昼まで、安全作業でお願いします。最近はあまり聞かなくなりましたが、金曜日は少し早く出勤して早く帰る「スパーフライデー」なるものがありましたね。時に家族や友人と食事などにも出かける、良い機会にもなると良いですね。
今週の生産活動もありがとうございました。社員さんたちの頑張りに「小欲知足」と感謝する心を実感させてもらえます。ありがとうございます。
社長 松原 史尚