「台湾からのお客様」

「台湾からのお客様」

4月23日(火)

 本日は台湾からお客様がいらっしゃいました。工場見学では、本当に気持ちのこもったあいさつを各所でして下さり、社員の皆さんには心から感謝しています。良い会社です。本当に。

 さて、本日の台湾からのお客様はマツバラの恩人ともいえる方です。私には会社の一員としての記憶もないころの話ですが、市場からコークスが無くなり、大変な値段の高騰した時代があったようです。そのように父から聞きました。この折に、コークスを調達してくださったのが今回の客様です。父は常に「恩人」と話していました。会社とは人の生命と同じです。一度死んでしまえば、会社として生き返ることはありません。従って、一度の命の恩人は生涯の恩人なのです。2月に台湾にお邪魔した折に、マツバラグループが展開する「次亜塩素酸」について興味を持たれ今回の訪問となりました。次亜塩素酸のビジネスの主力は兄が経営する会社ですので、先ずは(株)バスターからの訪問でした。兄は今から35年前に台湾にて中華料理店の経営について学びましたが、その折の話、その時に始めて連れて行っていただいた店は火鍋料理、そしてその折小学生だった子どもさんが後継者として今回の来日となっており、その再開にも話の花が咲きました。

 メインとなった次亜塩素酸関連のビジネスでは、台湾での「水」の安全に大きく寄与できるのではと期待を寄せています。台湾、先ずは台北の水道水を分析し、改善をすることが出来るかから検討を開始したいと考えています。台湾の生活の中の問題点に対する解決策が出せるかが、常に商売の基本です。役に立てるのであれば商売ができる、お役に立てないのであれば商売は出来ません。「お役に立てるか」そこを一番に検討していきたいと考えます。良いご縁となる事を期待したいです。

 今回は非常に長い時間を一緒に過ごしました。印象に残ったことは「史社長はこの先の世界経済をどう見るか」という問い対して、「宗教観の欠如が現在の大きな課題を産んでいる。特に世界各地で起こっている戦争はその典型的な事例だと思う。こうした問題が当面は継続し、世界経済を低迷させると考えます。」と話したところ、「全くに同感である。この先、中国(台湾の人は「大陸」という表現をされます)が戦争を起こすことは十分に考えられる。何故なら、大陸の人は殆どが無宗教であり、お金が一番、人を騙すことを何とも思っていない」と話したのを皮切りに、人生において如何に大陸の人たちに騙されてきたかをたくさん聞かせてもらいました。今回の訪日では伊勢神宮にもお参りされるそうです。世界の中で、台湾の人ほど日本人と感覚が合う人たちはいないのかもしれませんと感じた2日間でした。

 お客様は82歳、次はどんな形でお会いできるのか、ビジネスが形になり、遠からず台湾に行ける日が来ることを願っています。

 どうか素敵な時間を日本で過ごして欲しいものです。

社長 松原 史尚

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