「給与の手紙」

「給与の手紙」

5月28日(火)

 今日は毎月の給与明細の中に同封します、社員さんとご家族に宛てた手紙を綴りました。時折、社外秘のような内容も含まれますが、今回は社外秘の内容も書かれていません。時折、見てくれています人たちにも、社長の手紙の話はしています。どんな内容を綴っているのか眺めてもらえたらと、原文そのままで載せて見ます。

 文面の中に登場します、柏原先生ですが、「食で未来は変えられる」(一社)日本健康食育協会の先生です。まさに言葉の通り、食で未来は変えられると思います。先生から毎月社員さんに向けて、季節に則したコラムを頂戴し私の手紙同様給与明細に同封しています。その先生からのコラムが非常にタイムリーな内容だと思い、私の今月の手紙の中で改めて紹介しました。

柏原ゆきよ公式サイト (shokuiku-imagine.com)

ということで、今月の手紙を添付します

 6月に入ろうとしています。6月というと私は「梅雨」とイメージします。湿気も増し、暑さも増してきます。鋳造業としては身体の負担がかかり始める時期がスタートします。そのような中で、この先の体調管理として、今回の柏原先生のレポートは是非とも参考にしていただきたいと思います。私はお酒が大好きですが、それでも最近はお酒を飲まない「快感」を求める日が多くなっています。今回の柏原先生のレポートの実践こそが私が「快感」としていることそのものです。お酒を飲むと、どうしてもおかず(おつまみ)中心の食事となると同時に、ビール、水割りと身体を冷やすことが多くなり、知らず知らずのうちに内臓や身体への負担がかかっているのだと思います。そして翌朝、何となく体もだるく食欲もでません。そこでご飯を中心にした食事を楽しみ、アルコールを抜くようにしています。昨日は親子丼をつくりました。最近は業務用スーパーなどでレトルトカレーを複数買って、カレーも頻繁に食べます。食事の後はウォーキングをしたり、エアロバイクを使ったり適度な運動をしてお風呂にゆっくり(20分程度)入ります。運動の適度な疲れも重なりよく眠れます。このように内臓に負担をかけない生活にするようになって、目覚まし時計に起こされる機会が多くなりました。週末などは気が付くと7時を過ぎている日、8時間以上眠ってしまう日が時々あります。「寝ることには体力が要る」、「年を取ると早くに目覚める」。よく言われることで、私も同じように感じてきました。しかし、ご飯を中心とした食事を夕飯とし、加えて少し早めの食事を心がけ、同時に適度な運動と少し長めの入浴を実践しますと、20代の頃のように感じたような眠りの深さと、朝の爽快感を感じることが出来ます。また、空腹で目を覚ます日も出てきます。こうした日の朝ごはんは最高に美味しいのです。こうした爽快感が、アルコールの誘惑に打ち勝つ日が多くあります。何よりもアルコールは満腹神経も麻痺させますので、どうしても食べ過ぎてしまいます。水道水は無料ではありませんが、アルコールとの価格差は同一量であれば仮に第三のビールであったとしても、数千倍の価格差で「安い」と思います。皆さんも是非今回の柏原先生のレポート実践してみてください。諸物価が上がり続ける現代社会です。節約にもなるでしょう。アルコールやおかず中心の食事は、散財して疲れるという話です。節約して「爽快」。是非こちらを可能な限り選択すると良いのではと思います。先週末に、社員旅行に出かけてきました。今年度の旅行は、私が計画しました。5月27日のブログに旅行の詳細を綴りました。是非家族旅行の参考にしてみてはいかがと思います。自己満足も多少はありますが、本当に良い旅行が出来ました。近年最多の皆さんに参加してもらえました。物価高ですが、工夫をすればよい旅行も出来ます。前述、爽快な朝を日々迎えて、節約も同時に進めて、時に旅行にも出かけて楽しむのも良いと思います。このように健康的に暮らすことでいよいよ始まる梅雨、そして夏場を元気に乗り越えることが出来ると思います。

 4月には、可能な限りの賃上げも実施させていただきました。様々なものの値段が上がり続けていく中では十分なものではないかもしれませんが、少しでも皆さんが不安なく暮らせたらと願っています。加えて、是非前述のように生活そのものを見直し、健康で快適に暮らす工夫も良いと思います。

 さて、経営ですが新規受注が5月6月と立ち上がり若干ですが受注は増えています。しかし、会社経営も例外なく物価高です。4月に引き続いて材料費の値上がりが継続しています。このような中ですが、社員の皆さんが力を合わせてコスト低減に努めてくれています。材料費は上がっていますので、お客様には少し遅れての時期なのですが材料費の値上がり分はお客様に価格転嫁を認めていただけています。値上がり分はしっかりとお客様から頂戴し、工夫を重ねてコスト上昇を抑え込んでいます。その分、収益の確保も出来ています。大変な時代背景ですが、本当に素晴らしい経営が皆さんのおかげで出来ています。ありがとうございます。みなさんには、工夫して生活を見直すことを前述でお勧めしました。マツバラではまさにこうした取り組みを進めています。ご家庭でも社員さん一人ひとりが自ら実践されると良いと思います。

 いよいよ夏本番です。今年の夏も4日程度の操業で対応できる受注量だと考えています。また今年になって進めてくれている延長操業の効果で更に操業日は少なくできると思います。早朝に生産を延長することにより、昼間の操業は週の半分程度で、7割操業度が維持できる画期的な仕組みだと思います。マツバラの社員さんは本当にすごいです。とは言え、夏は大変です。新たに4人の実習生が夏本番を迎える6月末には着任してくれます。今月の安全委員会の報告では、毎日約5人、誰かが有給休暇を取得しているという結果が出ていました。以前は、皆大変な夏には有給を取得しないで欲しい。そうお願いする会社でしたが、今では工夫することで夏にも有給休暇の取得は可能な会社になりました。今月の新たな実習生の入社でより一層働きやすさが増されると思います。ただ、昨年の夏以降、新卒入社の皆さん含めて、特定技能実習生の皆さん、実習生の皆さん、中途入社の皆さん、初めての夏を迎える皆さんもたくさんいます。こうした慣れていない皆さんに気を使ってあげて欲しい。また、子どもの頃の思い出は良いものです。小さなお子さんをお持ちの皆さんの夏休みの計画づくりの応援をしてあげて欲しい。「人を大切にする」「人に気遣う」マツバラであって欲しいと思います。今年の有給休暇取得促進日は7月15日です。是非とも夏休みの計画も楽しんで頂きたいとも思います。冒頭に記述した、身体にも良い、家計にも優しい、食生活を実践して節約する。そして旅行(趣味)も楽しむことをお勧めします。

 いよいよ入梅を迎えるころですが、工夫をして快適に、そして充実した日々は必ず送れるはずです。社員の皆さんは職場では大変すばらしい改善を進めてくれています。是非とも、家庭でも進めてみてください。心からの感謝を込めて。

 この手紙を総務の皆さんがさらに読みやすく修正して給与袋に入れてくれています。父の時代から36年続いています。この先も継続していけたらと考えます。

社長 松原 史尚

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