「だから鋳物づくりは面白い」

「だから鋳物づくりは面白い」

5月29日(水)

 今日は本社に出社。メールチェックや実習生の皆さんのアパートを新たに購入することを検討していたり、各務原市の文化財団からの来客があったりともろもろ重なってのことです。

 こんな日は秘書さんが昨日の生産実績表を写真にして送ってくれます。「ん?」少し生産性がよくない気がする。何かあったのかとなあと思いながら技術員室から送られてくる溶解データをさらに分析してみます。鋳物は本当に面白い、普通は燃料をたくさん使用すれば生産量は増えるのが一般的です。しかし時に鋳物は燃料を使用しすぎると生産性が落ちることがあります。この燃料比率を観ても異常がないどころか、昨今では低いくらいです。一見すると何の異常もないのです。最近は任せることが多いのですが、今日は少し時間があったので久しぶりに工場に足を運んでみました。グラフの高さが生産量を示しますが、明らかに昨日はグラフの高さが低くなっています。ちょうどそこに技術員室の工学博士がやってきて「何が起きているの」と尋ねると、「材料が良過ぎる」との答えが。良過ぎて結果が出ないということがあるのも鋳物造りなのです。故に面白いのです。気になって第一線の皆さんに話を聴こうと足を運びますが、既に皆さんで会議を開き検討を重ねておられる様子でした。結局出番なしです。とにかく成長しました。任せて安心です。

 せっかくなので現場を見て回りました、相変わらずしっかりそうじされています。今日はかなり気温も上がってきましたが、まだまだ工場の中の方が「ひんやり」しているほどでした。ただ、溶湯を扱っている人たちは既にしっかり暑いのでしょう。いよいよ夏本番がやってきます。昨日のブログを参考にしっかり食べて健康で過ごしていきましょう。

 ちょっと気になって工場をうろうろしていましたが、安心しました。今日も良い日になりました。

社長 松原 史尚

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