6月5日（水）
毎月5日は「安全の日」です。朝は安全祈願祭から始まります。6月に入りましたが、まだまだ清々しい感じがする有難い環境の中で本日も祈願祭をすることが出来ました。
そして16：30分から安全衛生環境省エネ委員会が開催されました。安全祈願祭、委員会両方のあいさつで本日は「熱中症」について話させていただきました。鋳造業の夏は正に暑さとの戦いで一昔前までは毎年救急車の出動をお願いするようなことが起きていました。現在では、その予防や対策、社員さん一人ひとりの知識もしっかりしてきたことも大きな要因でしょうが、大きな事態にはならなくなってきています。
こうした大きな事態にならなくなった大きな分岐点を上げるとすると、昼食時（夜勤食含む）に味噌汁（時にお吸い物）を無償で提供するようになったことです。汁物を一緒に食することで、ご飯（米）を残す量が格段に減りました。つまり皆さんがしっかり食べるようになったということです。ここからも解るように、しっかり食べること、特にお米をしっかり食べることが大きな予防になります。委員会の中での副社長の話の中では「朝食」についても語られました。衛生管理者でもある副社長は知識も豊富なのです。朝食が非常に大切であるとのことです。その朝食を如何に食べるか、特に美味しくたくさん食べるかについて、5月の給与明細に同封した社長の手紙の中にしっかりと綴らせていただきました。まだ読まれていない人は是非しっかりと読んで欲しいです今年入社して頂けた新卒の皆さんの夜勤が今週始まったとの報告も聞きました。食事は本当に大切です。新卒者の皆さんに限らず、実習生、特定技能実習生、中途入社の皆さん、多くの人が鋳造業での初めての夏を迎えます。周りの皆さん（先輩方）もしっかり意識して「飯食って来たか」と聞いてあげて欲しいです。
今年もしっかりと小休止が取れる体制も確認してください。そして今一度「止める・呼ぶ・待つ」を確認してください。機械の異常や違和感も同じですが、何よりも体調面での異常、違和感時にも先ずは止める（作業）こと、そして周りの人に知らせて（呼んで）、体調が万全になるまで休む（待つ）ことも徹底してください。水分、塩分の補給も大切です。スポーツドリンクの無償提供も実施しています。カロリーの問題で肥満に繋がってしまった過去もありました。この辺りもしっかり労務係が工夫してくれています。最近では経口補水液なる強い味方も出来てきました。今年は経口補水液も飲みやすく、カロリーオフの物を探してくれたようです。産業医の先生にも成分的には昨年までのものと比較して問題ないとのお墨付きを頂きました。それでも実際に使用してみて違和感があれば是非労務係に報告してください。職場での熱中症対策も大切ですが、自宅での熱中症対策も重要です。産業医の先生からも話がありました。心筋梗塞、脳梗塞、こうした重大な病の発症率は夏の朝が非常に多く、その原因が夜の寝汗により血液の水分量が減り、どろどろになって血栓となるケースが多いのだそうです。私の自宅は県病院、東海中央病院に向かう道の近くにあります。ほぼ毎朝4時半から5時半の間に救急車が走ります。こうしたことなのだと理解しました。予防は寝る前に飲む一杯の水だそうです。是非とも実践してみてください。そして熱中症は、こうした大きな病につながる大変恐ろしいものなのだと理解して、徹底して予防していきましょう。
会社も懸命に出来る限りの熱中症予防策を講じますが、実践していただくのは皆さんです。どうか今年もしっかり熱中症対策を進めて素敵な夏を過ごしましょう。
社長 松原 史尚