6月12日(水)
いつもより少し早く目が覚めました。ドラゴンズがきっちり勝ってくれると眠りの質が高い(笑)。
ということで、久しぶりに早朝の巡回をしてみました。夜勤の皆さんと仕事終わりに話をすることが出来ました。以前から伝統的に仕事終わりのおそうじはしっかりとやってくれるのですが、最近はその「質」が非常に高いと感じています。昨日のブログにも綴りましたが、日中でもその奇麗さが維持されています。一つはこまめにそうじしてくれているのでしょうが、それ以上に汚れ無くしているのだということと、一度徹底して美しく磨き上げているのだと思います。故に常のそうじが僅かな時間でも奇麗に見えるようになっているのだと感じます。溶解職場もそうでしたが、今回は砂処理の集中制御室に感動しました。以前は本当に奇麗だったのですが、ここ数年少し美しさが消えかかっていました。設備も古くなってきていますから、「仕方がないのかなぁ。」と思ってきましたが、蘇っています。驚くほどきれいになっています。職場のリーダーに話を聴くと、新しく入ってくれた特定技能実習生さんが徹底して掃除をしてくれるのだと。始めて直接話すことも出来ましたので、しっかりお礼も言えました。注湯現場では、同じく特定技能の社員さんがこれから始まる新たな生産の準備を完全にしてくれています。凄いことです、砂処理でも完全に特定技能実習生さんが職場の管理が出来るようになっています。鋳物工場での砂の管理は高度技術です。同じく、最近では溶解の炉前作業(成分コントロール、生産性コントロールまでします。)も特定技能実習生が担ってくれています。これまた大変な技術です。マツバラは小物鋳物、またその補給パーツ化した小ロット製品の製造では日本のTOP企業と言っても良いでしょう。実名は避けますが、自動車、農機、建機、家電、油圧機械、あらゆる分野の部品作りを支えています。FCの小物の小ロットは全てマツバラが担っているという会社も少なからず存在しています。つまり日本の産業を守っていると言っても過言ではないのです。その生産の最前線をこうした特定技能実習生さんたちが支えてくれています。この先、彼らは可能であれば永遠にマツバラで働きたいと思ってくれている人もたくさんいます。こうした人がその資格を得るためのハードルが少し高すぎる気がします。生産管理等、普通は日本人でもしないような項目が含まれています。生産管理を技術者が進めている企業は恐らく数えるほどしかないはずです。何故にそのような知識が要るのか理解に苦しみます。奴隷のようにルーチン作業をさせられるといったことから諸外国からの批判が強いということは理解します。しかし、そのような企業ばかりではありません。こうした企業に対する罰則強化、資格取消等も同時に厳しく強化し、是非、こうした技術面で日本の製造業の根幹を支えている人たちに対する新たな制度の構築を是非目指して欲しいと思います。今、マツバラの職場が日々奇麗になっていっています。多くの日本人が忘れかけている、場を掃き清めるということも出来る人たちです。私も真剣に各方面に働きかけたいと思います。
早起きは三文の徳とはまさに本日のことでした。良いスタートですね。
社長 松原 史尚