「週末は操業停止」

「週末は操業停止」

6月14日(金)

 本日は昨日の出張からの帰りもあって、9時に出社しました。出社前に相棒からLINEが届き(この時間の連絡は、常に良い知らせではない)、見てみるとキュポラのトラブルで本日は操業停止とのことでした。残念ではありますが、起こりうるトラブルであり、安全に操業停止が出来たとのことで良かったと感じています。今週は非常に暑くなり、いきなりの5日操業で身体も慣れていないのではと正直心配していたので、神様が止めてくれたと思うようにします。

 神様が止めてくれたのであれば、そのせっかくの機会は絶対にものにしなければなりません。ということで、早速関係者が集まり、今週始まった新たな材料に対する良品率向上に向けた取り組みについての検討会を実施しました。スタート当初若干の異常が見られたようです。その議事録を昨日受けていたので心配して問いかけましたが、既に対策は出来ているようです。有難いことです。そこから波及して、更なるコスト低減活動に向けた話し合いへと展開していきました。昨今、非常に大きなコスト低減の改善を進めてくれているのですが、この改善のために導入した設備の故障頻度が高く、故障の都度原価が跳ね上がっていることが確認できています。正直、改善前からすると故障が起きても効果は出ているのですが、一度最大限のコスト効果を確認すると、その数字をベンチマークとしてしまいます。また、最大限のコスト効果を得る場合、現状の操業度であれば対応可能も、この先操業度が上がってくると日当たりの効果が小さくなっていくことになることも確認できたという話も聴けました。それは損益分岐点操業度を上げることになるので好ましいことではなく、むしろ機会損失と言えるでしょう。この先、操業度は上がってくるのは目に見えていることであり、この先の進むべき施策についての検討も出来ました。結論は出ていませんが、未来に向けた改善案の取りまとめを鋳造部の担当役員にお願いをしました。塞翁が馬です。良い日になりました。

 会議に参加するように招集をかけたメンバーは皆さん本日のトラブルにも関係している人たちでした。会議室に足を運ぶと、皆緊張した面持ちで座っています。また私に叱られるとでも思っていたのでしょうかね。恐縮です。「現在、過去は変えられません。今ある姿は未来に自身(会社・組織)が蒔いた種です。しかし未来は変えられます。」。繰り返します「現在は変えられない、でも未来は変えられる」のです。これは絶対の原則です。特に、失敗したときほど、この感覚を大切にして欲しいものです。この感覚でいることが大切です。

 さあ、週末です。今週はたくさんの宿題(考えるべきこと)が出ました。この全てを、良き種(因)として、良き結果(果)を収穫しましょう。因果の法則も絶対なのですから、全てを自責で考えて「自責は知恵を出し、他責は愚痴となる」、如何に未来を変えていくか、この週末の間、一生懸命考えてください。皆さん、良い週末を、そして来週は良い未来を創っていきましょうね。

 Have a great weekend.

社長 松原 史尚

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