「理念経営協会記念講演会」

「理念経営協会記念講演会」

6月18日(火)

 理念経営協会の勉強会に参加してきました。「理念」とは絶対に変えてはならない経営に対する価値観であり、最近よく私が使う言葉の中の「不易流行」の「不易」に当たるものだと考えています。マツバラというよりも間もなく500年祭を迎える松原家の不易はその家紋ともなり、マツバラの社章ともなっている3つ団子大きな丸の中に小さな3つの丸、これは地球(宇宙)に存在する中で、社会、会社(かつては家)、社員さん(かつては家臣)の3方ヨシを求めることです。この言葉を父は幸福創造道場と呼び、社是として祖父は「精研」を掲げました。こうした精神(不易)を引き継ぎ、経営に当たろうとしましたが、私は何だかしっくりこないでいました。歴史の重みというか、社長として「どうあるべきか」ばかりを考えていたような気がします。そんな折に、理念経営協会に塾主自らが足を運んでお誘いくださり、勉強を始めることになりました。その中で、自身が感じたことは「どうありたいか」でなくて、「どう生きたいか」という結論でした。3方ヨシの原則の中で、私が最も幸せを感じるのは「社員さんたちが笑っている顔を観る時」である。そう感じて、経営理念を「幸福創造」から「人を大切にする」に変えたのでした。小ロット多品種、大型設備投資、働き方改革、多業種展開、色々不安がありましたが、常に不易は「人を大切にする」であり、その理念を守りながら流行「社会の困ったを解決する」ことで社会(お客様・時に行政同業社)に有難うと呼ばれる事業を、自信を持って追い求めていくことが出来たと考えています。この協会の求める根底には「潰さない経営」がありますが、世は常に諸行無常なのです。常に時代は変化をしています。社長として会社(自身)を中心に見て、社会(お客様)、社員さんの困ったを絶対に作らないように、未来の困ったを予想して、困る前に進化していく。社会の一歩先行く困ったのトレンドを追い求め、その解決策を実践することを、自身の役割(人生理念)とすることを決めることが出来たのも、この協会での勉強の成果です。そしてその実践方法として「自他一如」、社員さんやお客様を「他」と観るのでなく「己」として行動することを見出したのもこの協会での勉強によります。その中には、良い仲間との出会いもありました。久しぶりにお会いする人も多く、今回は懇親会場をグループの桃の花で開催もしてもらうことが出来ましたので本当に良い交流が出来ました。日本は大きな変革期を迎えようとしています。その中でもきっと確固たる「不易流行」、潰さない経営が出来ると考えています。

 協会も随分若い人が増えました。今回の勉強会を持って、塾主も40代の若い世代にバトンタッチされました。そしてそれは世襲でなく、「理念の継承」として、です。正に協会が求めた姿勢そのものであると感じました。まだまだ私も勉強が続きます。それでも私自身が感じたように、若い人たちへの応援が少しでも出来たら良いとも思っています。

 良い1日になりました。こうして勉強に出られるのも社員さんのおかげです。今日もありがとうございます。名古屋も大変な雨です。少し心配していますが、きっと大丈夫、信頼しています。

社長 松原 史尚

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