「安全大会」

「安全大会」

7月1日(月)

 早いものです。今年令和6年も半分が終わりました。夏至も過ぎて、毎朝起きる時間は4:08分と変化はないのですが、既に4:08分は暗くなっています。この時期に本当にいつも思うのは、これからどんどん暑くなっていくのに、日は少しずつ短くなっていくということです。因果応報ということを感じるところです。蒔いた種の結果は遅れて出てくるのです。目の前に起きることは、すべて過去に蒔いた種であるということ。従って、未来に向けて良い種を蒔き続けるのが日々大切なことなのです。毎日、毎日を一生懸命生きる。「善いことはする。悪いことはしない。」です。

 本日は安全大会を実施しました。全国安全週間を起点として全社で無災害を誓う日です。毎年、安全標語を募集し、その優秀作品の表彰も行います。今年も147件の応募があり、金賞1件、銀賞5件、銅賞を10件表彰させていただきました。審査をした日のブログにも綴りましたが、本当に素晴らしい作品ばかりでした。また、標語にしてくれた思いを確実に実践してくれたら絶対に事故は起きないのです。しかし、どうしても出てくるのが「省略行動」、「ちょっとくらい良いか」、「まあいいか」という心です。この話は、最近よく話します。そして前述の因果応報も同じ話です。全て蒔いた種が生えるのです。徹底して、決めたことを継続する。決め事遵守が大切です。一人ひとりがルールを徹底して守る、そしてリーダーは職場全員が守れているかを徹底して確認する。場合によっては決めたルールの見直しが必要なことはいくらでもあります。その場合は躊躇なく改善し、再び決め事遵守の徹底に入る。こうして徹底して継続していくことが必ず大きな成果となります。目の前は変えられない、でも未来は絶対に変えられることを意識してください。

 先週、株主総会がありました。昨年の結果を受けた報告に金融機関を副社長、常務が回ってくれました。昨年の結果は本当に素晴らしい成果だと思います。世界的に物が動かなくなっています。その中で、鋳造業全体の受注が減る事態となり、当社も例外ではありませんでした。こうした時代背景の中にあり、助成金などの守りの経営から、教育や投資といった攻めの経営に転じ、目指した通りの実績が残せたことがどの金融機関でも高く評価されました。一方で、社長の性格そのものに会社は動いていきます。少し良くなると、安心して気を抜くのです。大変な時は懸命に努力する。そして改善を重ね、窮地を脱していく力は非常に高いのです。しかし、少し良くなると「省略行動」、「ちょっとくらい良いか」、「まあいいか」という心が生まれその気持ちで行動した通りの結果が生まれます。そして機会損失を繰り返し始めます。ここ2週間は、特に機会損失が多くあったように思えます。結果として6月の損失を暑い7月にカバーしていくことになりそうです。これは社長の心の置き方の問題だと確信しています。故に、今年こそ絶対に変わる。安全も品質も生産性も全て同じです。本日の安全大会を起点として、全員が、今一度決め事遵守の徹底、そしてリーダーは徹底されているかの確認を徹底して行う。全ての決め事を確認するには時間が足りません。安全、品質、生産性、全ての分野で優先順位を考慮してこうした「徹底」の作業を進めます。そして改善すべきは改善し、更に改善した内容を標準化して徹底して守っていく。私もそう変わると決心をしました。私が変われば会社が変わるそう信じ、決意を込めたあいさつを安全大会ではしましたし、その気持ちで本日のブログも綴っています。

 この厳しい状況下でも結果が出せています。しかし、現状に満足するのでなく更なる進化を求めていく。今年は私の標語には「キレイ 快適、休暇が多い。」光好会長が使われたこの言葉を引用しました。もっともっと良い会社に必ずなれます。一人ひとりが自覚し、自らの責任として進めていきましょう。

 さあ、今週も始まります。徹底して継続していきましょう。今週頑張りましょうね。

社長 松原 史尚

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