7月8日(月)
今週もスタートしました。非常に蒸し暑いですが、少し気温は低めです。七夕の願い事に「猛暑日が少しでも少なくなりますように。」とお願いしておられる方の短冊を見ました。「同感です。」
今週は操業日からのスタート、久しぶりに操業度が75%を超えていきそうですので、しっかりと作りこみを行うために月曜日からのスタートです。
表題の通り、本日は役員会・経営会議の日でした。現状の売上高は、2020年頃に100%の操業をした折と変わらないレベルの数字となっています。小ロット多品種等への展開も含め付加価値の高い製品を受注していることもありますし、上昇したコストをお客様にしっかりと価格転嫁させて頂けたこともあります。ご支援・ご理解いただけているお客様には本当に感謝いたします。「有難うございます。」こうした高価値製品は一方で不良品を造った時のダメージが大変大きくなります。また造り直すにも高いコストと手間がいるようになります。6月はこうした付加価値の高い製品で大量の不良を造ってしまったことが大きなマイナス要因となっています。改善を重ね、安価な材料の比率を高めることも損益分岐点操業度を下げることが出来た要因でもありますが、設備トラブルで安価な材料の使用比率が前半はピーク時の6割程度落ちたことも要因に上げられます。また、設備トラブルや操業停止のために生産バランスが崩れ、安価な量産品の在庫ばかりが増えて、手間がかかる付加価値の高い製品は在庫が持てていない。このことは、人財は確保しているのに、生産出来なかったのでせっかくの人財を遊ばせてしまったということにもなりました。総在庫重量は増えているのに評価額が大きく減少するということにもなりました。つまり大きな機会損失をしてしまったということです。また、予想していた受注量よりも50tレベルで売り上げが減少したことも大きな要因です。
このように原因が明確であるので、打つべき手は明確です。「4つの具体的改善項目」を決めました。それぞれのテーマに担当役員を設置して、改善に向かっていきます。大変な時期ではありますが、こうして踏み込めるアクセルがあるというのは有難いことです。
損益分岐点操業度が63%まで下げられた。それにより少し安心感が出て、様々な場所で油断から来る機会損失が重なっています。繰り返しますが、高付加価値戦略で蘇った会社です。そして、こうした高付加価値製品を高い生産性と、品質で造り上げられるようになったのがマツバラの飛躍です。生産性が低く、商品化率が低ければ赤字になって当然です。今一度全社員が確かな自覚を持って「自責」を果たしていきたいですね。
先週の動きは本当に良かったと思います。赤字になって、今一度緊張感を持って生産を始めたことが原因と思います。「好況良し、不況更に良し」です。新たな改善策も見つかっています。気合い入れて結果を出していきましょう。
明日から久しぶりに海外に出ます。皆さん今週も先週に負けない素晴らしい数字を出していきましょうね。そして原点は熱中症対策万全にしての安産第一です。こちらも今一度気を引き締めて頑張りましょう。
社長 松原 史尚