「マツバラはもっと凄くなれる」

「マツバラはもっと凄くなれる」

8月7日(水)

 昨日のブログで日本は凄いという話を綴りました。日本は本当に凄いのです。それは日本の隅々まで、そして日本人の一人ひとりが凄いからなのだと思います。故に、マツバラも凄いのです。しかもとてつもなく凄いと思うのです。最近、働き方改革が話題になります。特に残業時間の問題や有給休暇の取得、育児、産休等の法令化が進んでいます。こうした中で安定供給という問題からお客様にとってもこうしたコンプライアンスの問題は下請けだからと放置できない課題となっています。周りの製造業の社長仲間に聞くと、こうした問題についてお客様からの問い合わせがあると言います。しかし、当社は一度もこうした問い合わせがあったことがありません。既に、お客様には周知のことなのだと思います。マツバラはこうした社員さん向けの対応は法令の何歩も先を当たり前のように一早く進めていることを。ヨーロッパを中心に地球環境への法令は頻繁に変わり随時厳しくなっていきます。その度にEUとの取引があるお客様から問い合わせがありますが、問い合わせがあった時点ではほとんどのケースでその対応が済んでいる、もしくは対応の準備が進んでおり法令化時には対応が万全になる対応が出来ています。こうした課題に対応する専門部署がマツバラには存在しているのです。市場で最終製品の品質面での問題が発生することがあり、何年も前に生産産した製品の問い合わせが来ることがあります。こうしたケースでもお客様の必要とする情報を瞬時に提出することが出来ます。こうしたケースに対応できるために、電算室を設置したのは35年も前の話です。市場で発生した課題への対応は当社の製品に限りません。他社さんで発生した問題の原因を特定するような依頼も時折、お客様から受けることがあります。こうしたケースにも完璧な答を出していきます。万全な技術のために、2名の工学博士が存在し、現在3名が資格取得に向けて勉強中です。こうした安心の提供が金額として製品に上乗せすることが出来ません。しかし、万が一の場合にもお客様に安心をお届けするマツバラの姿勢こそが「Made in Japan」の誇りなのだと思います。故に日本品質が世界に感動を与えるのだと思います。ただ、こうしたことが日本社会の中で出来なくなってきていることを多く目にします。そろそろ、こうしたことを社会にそしてお客様に発信しても良い時期が来ているのではと思っています。「当たり前」が「有難い」に変化し始めている今、この発信が大切なのではと思います。安心の提供こそが今必要だと思うからです。

 こうした凄い部分もありますが、まだまだなところもあります。ここは覚悟を決めて見直す必要があると考えています。最近、すごい勢いで物価が上がっています。世界中で賃金も上がっていますから全ての過程でコストが上昇しますし、原材料そのものも上がっていますから仕方がないことだと言われています。今、建物を購入すると3年前と比較しておよそ1.5倍になっているそうです。全てにおいてこうしたことが言えるでしょう。マツバラでも同じことが言えています。修繕費や消耗品費が1.5倍になっているのです。しかし、この数字、本当に「仕方がない」で良いのでしょうか。「仕方がない」と受け止める姿勢は「他責」だと思います。しかしこうした課題も「自責」で考えると見える景色は変わってきます。2割高いものを購入しても5割寿命の長い製品を見つける。手入れをすることで、環境を変えることで部品の延命化が出来る方法はないのか。こうした購入する費用の一つひとつを今一度見直す時期が来ていませんか。同じようにフォークリフトなどもそうです。車両費がどんどん上がっています。部品もメンテ費用も全てが上がっているのですから仕方がないと「他責」で考えるのか、「自責」で考えるか。そもそもどのような使用方法をするべきかの助言を専門家から受ける等の手が打たれているでしょうか。目の前で起きることを「他責」とするか「自責」とするかで見える景色は全く変わってきます。先ずは、現状に疑問を持つところからスタートしてはどうでしょうか。

 世の中で起きてくることはこの先想像できないほどのことかもしれません。ロシア・ウクライナの戦争で受注が下がり始めました、そしてパレスチナ・イスラエルの戦争で更に落ち込みました。円安で頑張らなくても利益が出るためか、トラブルが起きても社会は挽回生産をすることをしなくなりました。こうして落ち込んできた環境の中で今、イスラエルとイランの戦争が始まろうとしています。ダーウィンの進化論です。環境に適応する時が来ています。環境の変化を「他責」と考えるのであれば消え去るのみです。「自責」と考えて取り組めば必ず知恵が出てきます。今回は営業の「マツバラの魅力発信」と製造・工場管理の「修繕費・消耗品費」「車両費」を例に取りましたが「自責」で自部署を見回すと必ず課題が見えてきます。このブログを見て、長い連休中が空けるのを待っている人は「他責」の姿勢でしょう。今動かなくていつ動くのかです。管理職はこうした「課題を連休明けに検討するから」と課題を仲間に示すだけでも人は無意識にでも課題解決への思考を始めるものです。これこそが日本人の凄さなのです。

 「マツバラはもっと凄くなれる」、本日のブログをこう綴った私の意思を理解し「自責」で受け止めてくれたら、進化は加速すると思います。頼むね皆さん、心から頼りにしています。

社長 松原 史尚

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