「改善提案審査」

「改善提案審査」

8月22日(木)

 おはようございます。昨日のブログでも綴りましたが改善提案の審査をさせていただきました。たくさんの提出ありがとうございます。この提案がマツバラの成長の礎です。どうか継続して改善を頑張っていきましょう。お願いいたします。

 さて今回とても嬉しかったのは今期の新入社員さんの提案内容が非常に良かったこと。また、提案には協力者の名前を記入する欄があるのですが、その場所に多くの先輩方の名前が記されていたこと。こうして新しい社員さんの自己実現に向けた支援がしっかり出来ている風土が素晴らしいと感じます。提案の内容も本当に充実しており、社長特別賞も含まれています。素直に嬉しく思います。

 マツバラでは、Teachme Bizという外国の社員さん向けのプログラムを活用しています。今回の提案でもその仕組みを使用して外国籍の皆さんにしっかり理解をしていただいた上で、安全性の向上、生産性の向上、品質の向上を目指していくという報告(改善提案)が多く見られました。社会的には労働力の確保という目的で報じられる実習生の皆さんです。当社でもその部分は否定することが出来ません。しかし、こうしてしっかりマツバラの仕組みを理解していただき、技術を身につけていただくことで実習生の生涯スキルは大きく向上していきます。こうした目線(仕組み)で実習生に接してくれているマツバラは本当に凄いと思います。この仕組みが確立されてから、日本国内で他社さんに引き抜かれるという事例は一度も起きていません。自己実現が賃金にもしっかりと反映されることもあり、マツバラでの永久勤務を求めて精進してくれている人もいます。それでもしっかりお金をためて母国に帰る決断をする人もいます。来月も一人帰国を決断されました。彼は、異業種からマツバラに来てくれた特定技能実習生です。マツバラに来て本当に大きな成長を遂げてくれています。今では、マツバラの主力工程の現場管理が完全に一人で出来るだけでなく、時に改善もすることが出来ます。つまり立派なエンジニアです。自信を持って「君はどこに行ってもエンジニアとして立派にやっていける。仮に業種が異なり、違う産業に行ったとしても、基本的な改善の考え方もしっかり身につけています。だからどこでも成功できます。」こうして私が断言できるのもTeachme Bizのような仕組みを活用しながら立派に成長させてくれるマツバラの風土にあると考えます。この風土は前述の新入社員さんへの接し方にも共通するところがあります。「人を大切にする」その精神による、自己実現への支援体制(気持ち)がベースにあるからこそだと考えています。今回の審査では、たくさんのこうした風土を感じる提案がありました。嬉しくなりました。

 さて、一つは改善のお願いです。今回の提案の中で、設備の不具合を、部品を新品にして改善したという提案が複数ありました。ここの所、修繕費の上昇が経営数字の中で明確に見えてきています。安全、品質、生産性の向上に必要な修繕はしなければなりません。しかし、本当に交換しなければならないのか、調整やメンテナンスで機能低下を補うことは出来ないのか。一つには部品の値段が上昇していることもあります。この時期だからこそチャンスなのです。こうした目線で未来の改善を観ることも非常に重要だと思います。改善(延命・メンテナンス)を進めて、交換のタイミングを標準化していく、こうした取り組みも提案として観てみたいと思う内容です。是非とも意識してみてください。お願いします。

 今日は比較的温度は下がっていますが、湿度が非常に高いです。熱中症対策を万全にお願いいたします。

社長 松原 史尚

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