「夏バテ予防」

「夏バテ予防」

8月28日(水)

 最近、過去にないほど疲れている日が多くありました。コロナの後遺症かとも思っていました。また、暑さもあって時に「プールに入りたい」とか、「冷たいもの食べたい」と感じていました。時に栄養失調ではと思うようなこともありました。不思議と暴飲暴食した時の方が倦怠感を感じることがなかったからです。そのため最近は少し太り気味にもなっています。そんな折にいつもお世話になっている柏原先生の食レポが届きました。その中での発見は体の「冷え」から来る身体の異常についてでした。一昨日、昼間が外食でしたので、吉野家で根菜類たっぷりの豚汁を食しました。翌朝、久しぶりに体調が良い。身体の冷えというものが体調不良の原因とかなり確信が持てました。昨日は、たまたま鶏肉がスーパーで「半額」というシールが貼ってあったので「水炊き」にしてみました。白菜、豆腐、鶏肉というシンプルなものですが、ビールなど身体を冷やすものを一切控えて汗を流しながら食しました。今朝起きたところで確信です。完全に夏バテの症状が消えています。身体、特に内臓を冷やすことは良くありません。実践してみてください。暑いからと冷たいものを取り、身体を冷やすことを意識してきました。熱中症対策は非常に重要です。水分、塩分の確保と身体の表面を冷やすことは必要ですが、内臓を冷やすことは異なったことなのだと実感をしています。本日は久しぶりに外をしっかり歩く機会がありましたが非常に快調でした。社員の皆さん、今月の食レポもしっかりと読んでくださいね。

 さて、本日の良品率は久しぶりに目標を達成しています。先週から良品率を意識することで溶解コストも下がるというトライをしています。若干、生産性は落ちるのですがコスト面、品質面でそれ以上の効果が出ることが予想されています。何よりも良品率の向上はお客様に喜ばれることですから進めるべきことです。今日の良品率の数字は、こうした取り組みの成果、効果が出ているように思います。良いことです。一方で、少し残念なことがあります。非常に生産コストの高い製品の不良が一気に計上されています。週に1回程度の生産と聞きますので、1月以上をかけて生産した製品が、10%を超え、多い時には20%を超える不良率で計上されています。こうした不良の計上は一気に実施しないことになっており、都度の報告をすることで早期の対策を実施し継続的な費用流出を抑える仕組みになっているはずなのですが、再びこのような事態が起きています。そしてこうした行為が同じ場所(人・協力企業様)から起きているのです。まだ数週間前にこの点は指摘したはずなのですが、再発しています。生産のプロセスも以前に対応することで95%を超える良品率にまで改善したのですが、再び同じ問題が起きているのも残念です。注湯はポールカップまで溶湯を埋める作業ではありません。温度が下がった溶湯を注湯すれば形状が完成できるはずがありません。恐らく、最後の2~3枠は全て不良品を造っているだけです。中子を使用するコストのかかっている製品ですから、温度の下がった溶湯を捨てることで中子の費用だけでもセーブすることが出来ます。「何のために」その作業をするのか。ここをしっかり押さえるべきです。昨日のブログにも綴りましたが、緊張感の不足とはまさしくこうしたことだと思います。検査工程において作業工程でこうしてルール違反が繰り返されては良いものを継続して生産することは出来ません。また人ですから多くの不良品が出れば検査で「見逃し」というミスも出ます。お客様にご迷惑をおかけした結果、その折に注意されるのは見逃した人なのです。従って、良品率が低い場合には即刻報告をする。その上で生産工程も再発防止の手を即座に実施することで良い循環になっていくのです。一部で努力の成果が見られた反面、こうして決め事遵守が出来ていないこと、しかも前回も指摘した同じ人により出ていることは本当に悲しいです。管理者は強く指導する必要があります。再びの再発がないことを祈ります。また、この手の不良は仕分け工程で発見することも出来ます。そのための製品パトロールです。当面は生産の都度、出来栄えの確認を、担当者を決めて実施するべきだと思います。低温注湯により発生した不良品を、作業をした人にも確認してもらいましょう。そこでしっかり「何故」も教えてあげて下さい。この工程には多くの外国人の実習生の人たちもいます。この人たちにこうした注湯プロセスの注意点を理解していただくことこそが「技能実習の本来の目的」でもあるはずです。その結果、いつの日か彼らもその知識が活かせるときが来るはずです。

 直撃かと思われた台風は九州に向かいそうです。しかも発達しながら過去にないルートで進みそうです。本当に心配です。少しでも被害が少ないことを願うばかりです。

社長 松原 史尚

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