「社員さんへの手紙」

「社員さんへの手紙」

8月27日(火)

 昨日のことになりますが、父の代よりお世話になっています政治家の先生の政経セミナーに行ってきました。国家というよりは世界の中心で活躍される方ですので毎度この方の勉強会には必ず参加させていただいております。今回も多くの学びを得ました。詳細は語らないのが約束ですが、新聞に書かれていない真実が多く存在しており、ここを見逃すと未来の方向性が見えてこないことをいつも実感させられます。インバウンド需要のもたらす効果、個人金融資産の巨大化、中東での戦争・ロシアウクライナ戦戦争の今後、こうした世界情勢にアメリカ大統領選挙が及ぼす影響、様々な観点からの学びを得ることが出来ました。マツバラの方向性に狂い無し、ただし当面乱気流の中を飛行していくことが予想されます。今一度気を引き締めてしっかりと進んでいきたいと考えています。

 本日は、昨日の政経セミナーでの学びを糧に今月の給与明細に同封する手紙を書かせていただきました。同じく詳細はブログでは綴れませんので給与の手紙の中でしっかりと確認をしてもらえたらと思っています。いくつか公に出来ない内容以外の内容として綴ってみます。1点は前述当面乱気流の中を飛行することになります。昨年の下半期、受注が低迷していく中で大きな改善を進めてきました。その結果、損益分岐点操業度が70%を下回るところまで大きな改善結果を確認することが出来たのですが、昨年度末から今期にかけて一度成し遂げた数字が悪化をしています。更なる改善を求めた施策がマイナスに働いた部分もあります。その点はしっかり見極めることが出来たので先ずは悪影響を及ぼした施策は一度原点に戻るということ実施します。また70%働けば収益が出るという気の緩みが全体に悪影響を及ぼしています。手紙には書きませんでしたが、昨年度の後半から今期にかけてルール違反による労働災害が3件も起きています。幸い大事には至っていませんが、緊張感を持って大きな改善を進めていた期間は1件の災害も起きていません。気の緩みは安全、品質、生産性の全てに悪影響を及ぼし結果として収益性を低下させます。今一度緊張感を持つことの大切さと、そのための試作も展開をしていくことを手紙の中で綴りました。加えて、昨今、当社のコンプライアンス遵守に対する取り組みを評価してくれるお客様が現れ始めたという話も綴りました。先代が目指した「Made in Japanの誇り」、先祖代々受け継がれる「三方ヨシ」の経営、これにはコストがかかりますが、そのコストが購入者にとってお付加価値にはなってこなかった過去と比較し、最近耳にする、信じられないようなモノづくりの中での「不正」が社会問題となる中で、当社の正直さが評価され始めている。そんなことも綴らせていただきました。

 方向性に狂い無し「負けてたまるか大作戦」皆でしっかり展開していきましょう。

社長 松原 史尚

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