「精研」

「精研」

8月29日(木)

 今日は夕食を地元の社長仲間と一緒にしました。その折に昨日のブログについての話題となりました。「少し細かいところまで指摘しすぎているのではないか。故に社長に頼り切るところが多くて、同じミスをしてしまうのでは。」とアドバイスをくれました。確かにそうかもしれませんね。自分で考えることで「自責」の念が強くなります。いつももの話ですが、目の前の課題を自分の責任と思えば解決のための知恵が出ますが、他人の責任と思えば、愚痴と怒りしか出ません。心掛けたいと思います。とはいえ、「私のブログなんて見てるの。」と聞くと、「時間があって特にすることない時にはよく見ているよ。結構周りでも見ているの多いよ。」と。「へ~、そうなんだ。」と思いながら、それでも管理者は細かいことを言い続けることが責務なのかもしれないとも思っています。細かなことを言い続ける癖は治らないかもしれません。今日も良品率向上委員会に顔を出して2つほど話してきました。非常に付加価値の高い製品です。6月の収益性を悪くした大きな要因の一つにこの付加価値の高い製品の良品率が低かったことが上げられました。故に責任者を置いて対策に当たったのですが、対策を始めて直ぐに大きな成果を上げました。本日の良品率は僅かに目標未達でしたので、内容を観てみるとこの付加価値の高い製品の良品率が再び上がっているのです。注意をして集中して作業をすれば高い良品率で生産できるのです。しかし僅か1月で元に戻ろうとしています。大変不良が多かった6月と比較するとまだ良いのですが、すごく良かった7月と比較すると倍近い不良率になっています。集中することです。今回のテーマに社是である「精研」を選んだのは、今一度その精神を心に置いて欲しいからです。「継続すること。」「徹底すること。」その大切さに執着をしてください。「精」とは米を青くなるまで磨くということです。つまりは研ぎ澄ますということです。青くなるまで徹底して磨き、更に研ぎ澄ますということです。人ですから、あっという間に気を抜くのは当然です。昨日のブログでも書きました。同じ人が何度も同じミスを繰り返す。それは管理者が目を離すからなのです。ボルトの緩みと同じです。何もしなければ緩むのは当然、故に毎日点検をして緩みがないように毎日絞めるのです。その締め処を確実にするようにするのが「管理」であるべきです。その管理体制を維持するために組織があるはずなのです。そこが回っていないから結果が出ないのです。私は結果しか見られません。その結果には決めたことが守られていない故に起きる不具合が見てとれるのです。「精進」ここにも米が青くなるという字が使用されています。同じミスは繰り返すものです。上手くできたら褒めることも大切ですね。褒めることを給油と考えましょう。故に「給油増し締め」と同じなのです。安全も、品質も。生産性も管理者の毎日の給油増し締めが重要です。それを徹底して続けていくことがわが社の社是「精研」の意味です。

 負けてたまるか大作戦、毎日の「精研」の実践でも使用できる言葉ですね。

社長 松原 史尚

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