「救急の日」

「救急の日」

9月9日(月)

 さあ、今週も始まりました。今週は月曜日も火曜日も生産調整です。先日、アメリカの友人からメールが来ました。「お久しぶりです。あなたがうまくやっていることを願っています。9月16日に右肩の手術を受ける予定です。私は今年、すべての腱と上腕二頭筋を断裂しました。今年の11月にメキシコに行き、来年の3月にハワイに行きます。私はメルセデスを売って(ビジネスには悪い)、別のアウディを買いました(ビジネスには良いです)。トランプが選挙に勝ったら、日本に一週間行きたいです。ハリスが勝てば…。どこにも旅行しません。

 自分の体に気をつけて、セックスしすぎると心臓発作を引き起こす可能性があることを覚えておいてください。」こんなメールです。

 メディアで伝えられていることとは全く異なった経済の現実が、アメリカにはあります。メールをくれた友人は本当に商売上手な男です。その人がこれほどまでのメールを送ってくるのは余程のことです。30年近い付き合いなので、メールのトーンから心境が手に取るようにわかります。冷静に考えて極度のドル高で経済が良くなるはずがありません。日本の民主党政権下の惨劇は忘れられません。その上、石油自給率100%であったアメリカが戦争のために石油を輸入しています。しかも品質は悪く、値段が高いというものです。物流も停滞しています。当社が送り出す北米向けの産業も皆一様に凹んだままです。今日は経営会議でしたが、明らかにこうした世界経済の影響を受けています。恐ろしいのはこうした事態を一切メディアが報じないこと。こんな事態なのでアメリカの友人たちでハリスを推す声を一度も聴いたことはありません。それでも伝えられるハリス氏の優勢。綴りたいことは山ほどありますが、経営の状況を環境のせいにしているわけにはいかないのです。こんな時だからこそ改善は出来るものです。

 当社でも全業種的に受注が落ち込んでいます。中でも建設機械関係の落ち込みがひどく、決算的にもまともにその影響を受けています。こんな状況ではありますが、マツバラにはまだアクセルの踏み代があります。今日の経営会議では多くのこうしたテーマについて話し合いが出来ました。今回は普段話をしないようなメンバーも口を開き、現状の説明をしてくれる機会が多くありました。危機感もしっかり共有出来ているようです。明日の調整日では、水曜日からの操業で踏み込むアクセルの確認、また漏れている水(資本)を塞ぐ算段や、既に漏れてしまった資本を回収し直す算段も打ち合わせました。そして先ずは寝ている資産をキャッシュに変えることも計画しました。今日話しあった以上にまだアクセルの踏み代はあるのですが、アクセルペダルをベタ踏みするまで至らず現状を打破することを目指します。

 最後にセックスの冗談を交える辺りは流石のアメリカ人のユーモアですね。どんな時でも笑顔を忘れず、です。「負けてたまるか大作戦」、正念場ですね。がんばっていきましょう。さあ、今週もやったるでぇ~。

社長 松原 史尚

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