「マツバラ元気プロジェクト」

「マツバラ元気プロジェクト」

9月16日(月)

 久しぶりにマツバラ元気プロジェクトを覗いてきました。酒井先生には変わらない指導力でのコーチングに感謝です。覗いた折のディスカッションのテーマはお客様の工場見学、「どんなふうに依頼した機械が出来ているのかを見学に来られる。」という前提、お客様の見学の前にリハーサルで見学に来た工場長が「キレイなんだけど、何か感動しない」と発言する。どう改善していくべきかが今回のテーマでした。

 皆さんの衆知を集めたディスカッションの発表の後での酒井先生のコーチング、最初に話されたポイント、大切なのは「何のために」ということでした。元気プロジェクトの皆さんは本年度の新卒の皆さんと2名の3年以内に大学を卒業した先輩の皆さんです。この先、多くの超えていかなければならない課題や改善するべきことが出てくるでしょう。その折に今日のセミナーを思い出してください。常に考えるべきことは同じです。「何のために」です。そう目的です。

 今回のテーマだったらどうでしょうか。お客様は自分たちがお願いした機械が「どんなふうに生産されているのかを観たい。」そう、ここが一番のポイントです。この演題では工場の稼働率が50%ということでしたから、先ずは「観たい」なのですから、見学に来られた時に工場が稼働していることが絶対ですね。その上でお客様から注文を頂けた機械が生産されていることが望ましいでしょう。ただ、今回のテーマに隠されたもう一つの課題は「感動しない」と工場長が発言していることです。感動とは想定を超える満足感があった時に起こることです。つまり、想定を超える満足を如何に与えるかです。「機械が生産されている。自分たちが発注した機械がしっかり生産されている。」ここまでならば、「満足」であり感動の域には達していません。ここからが重要です。皆さんの発言にもありましたね。どんな気持ちで造っているか(拘り)なども表現する。重要なことです。ただ見せるのは瞬間ですから、工程としてしっかり理解していただけるように掲示がされていたらどうでしょうか。そこは動画などもあると良いかもですね。その上での拘りのポイントなどが表現されていたら期待以上の満足、つまり感動が生まれてくると思います。そして次に観に来られたポイントはどんな風に造られているかに加えて、「どんな人たちが造っているのか」というポイントだと思います。既に、この時点でプラス1のポイントですね。そのポイントで関心をさせたら、これは感動になっていくポイントだと思います。服装、道具の管理、そして皆さんの発言にもあった「あいさつ」です。「あいさつ」も感動してもらえるあいさつとはどうするべきかを考えるだけでも感動に近づくはずです。ここまで感動させることができれば、お客様は完全にリピーターになられますね。それが、感動が生まれた証です。

 全てのことには「意味がある」のです。「そもそも何故」を意識するだけでも大きく変わるはずです。みなさんの人生も大きく変わるはずです。その上でも、そもそもマツバラ元気プロジェクトは何のためにしているのかを考えてみると良いですね。もちろんマツバラ全体を元気にすることが一番の目的ですが、そのためには先ずは参加している皆さんが元気になることが大切なのです。私が覗いたこともあってか、今日は少し元気がなかったように感じました。自身が元気になるためにはどうしていくのか。ここが一番大切なことです。自分を元気にするにはどうするか。人間には承認欲求が存在します。そこで人に認められることが大切です。「何故」を考えるとこんな答えになってしまいますが。つまり「ありがとう」と言われる行動を心掛けると良いということです。ありがとうと言われるには「相手の困った」を解決することです。既に皆さんは、職場の中でしっかり活躍していますから、既に私を含めた全社員さんに感謝をされていますから自信を持ってもらえたらと思います。私からも「有難う」と言わせてもらえたらと存じます。「〇〇君はよく頑張ってくれて有難いね。でも何か感動しないんだよね。」そんな問いを皆さんにぶつけてみましょう。「感動とは期待以上の結果」を出した時に得られるものです。元気プロジェクトには皆さんの直属のTOPいます。彼らともしっかり話して、感動を仲間に与えられるためにどうするか、そんな目標とは何かを明確にすると良いと思います。

 工場見学を推進する話、あいさつ運動、マツバラ元気プロジェクトから生まれました。「社会(お客様)に感動していただく」ことを目的として過去の先輩たちが立ち上げた施策です。皆さんが、この施策を引き継ぎ如何に進化させていくか。非常に楽しみにしています。

 今週も始まりました。朝礼では「たわけ」と大きな声を上げてみました。お客様を感動させるどころか「仲間に大きな迷惑をかけ」「お客様には納期を遅らせ」「やり直しの仕事で地球環境には非常に悪い行動で」、それは気にしていれば防げた何でもないことだからです。「凡事徹底」、そして徹底を続けると「凡事偉業」になるのです。徹底を継続することができたら「感動」へと変わっていくのです。「負けてたまるか大作戦」、その根本には「ありがとうの経営」があります。「ありがとう」言っていただけるための行動を起こしていきましょう。今週も暑くなります。ただ、今週で一気に秋への変わっていくと予想されています。もう少しです。がんばりましょうね。「いつもありがとうございます。」

社長 松原 史尚

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