9月24日(火)
涼しくなりました。朝は一枚羽織りたいような空気感になってきました。寒くなれば暖を求め、暑くなれば涼を求める。今を有難く感じるようになりたいですが、心なしか安堵感を持っています。社員さんが働きやすいのが一番ですから。鋳物工場は熱中症を筆頭に暑さによる事故が寒さによる事故よりも多いので、余計にこうした気持ちになるのかもしれません。また、豪雨、落雷による影響もうけやすい産業でもあります。装置産業ですから停電はダメージが大きく、また鉄を扱うのですから錆も気を遣うところです。また、湿度の影響でエネルギー効率も下がり生産性も落ちます。故に冬の方が良いにはよいのです。私は個人的には半袖で過ごせることが楽で良いですが。
今週も操業が始まりました。先週末のブログでも綴りましたが、「変化点」というよりもいつの間にか変化してしまったことを以前のように戻すことに集中してくれている人たちがいます。ここには大きなロスが生じていますので、何とかしたいと頑張ってくれているのです。色々な変化を模索しながら進めてくれて、今日は人の変化に着眼して作業に変化が起きていないかという点で確認をしています。全てが上手くいっていた頃の担当者(昇進のために別の職務に移動)により同じ作業を実施したのですが、良かった頃には戻りませんでした。ということで、「真の原因」はそこにないことが判りました。「多分」?ということで、その部署の責任者に私や有識者2名がさらに加わって変化点を朝から探しをしました。一つにコスト低減という感覚なのか、それとも生産品目の違いによる歩留りの影響なのか、材料の配合が若干異なっている変化点に気づきました。ここから一段費用流出が始まっています。そして、その変化点を補うために実施した新たな変化により更に悪化しているという点も見つけました。本当に僅かなコスト低減効果が得られる改善(意識したのかは不明)が2点、その効果金額は月額25万円程度ですが、今起きているロスは日当たりでその金額を超えている現状があります。こうした微妙な変化が重なることで、大きな変化が起きている可能性は否定できません。新たなテーマを探していく。こうして一つ一つ真の原因を探っていくのも面白いことです。
一方で操業データを観たいところなのですが、そのデータが大きな変化をさせた日の前の分が消去されていることも判明しました。こうしたデータは仮にメモリ等に問題があるとしても、クラウドの活用など、どんなことをしても残しておくべきだと猛省を促したいと思います。何かを振り返るとき、データ以上の宝はありませんから。故に、創業の日報といったアナログを眺めながらの一歩一歩の前進です。正直、私はこちら側の人間ですから、苦にはなりませんが、出来れば早く知りたいのも私の性分です。
さて、明日の変化を楽しみにしてみたいと思います。明日こそは真の原因が発見できますように。「Be better !」頑張りましょうね。「継続は力」です。
社長 松原 史尚