「大学同窓会100周年記念式典」

「大学同窓会100周年記念式典」

10月14日(月)

 今日はおそうじパワーアップ活動の半期報告の日、発表と審査が半日、その後毎月の巡回があり、表彰式にミーティングと忙しい日になります。内容はじっくり触れたいので、今日は週末に参加してきた大学の同窓会の100周年記念式典、祝賀会について綴ってみたいと思います。わが社には同窓生が4人いますので、山形まで車を使っての移動でした。往復高速料金が帰りの割り引を入れて19000円程度、ガソリン代が13000円程度、32000円で一人平均8千円というのは行く価値があります。ただし、時間は8時間かかります。新幹線なら家を出るのが6時とすると東京着9時、米沢には12時半頃の到着で6時間半ですから、大きな差もありません。しかし、コストはほぼ同額が一人で必要となります。コスパ最高、良い感じでした。車中、普段できない技術面の話も誰に邪魔されることもなく、ゆっくりできますから非常に濃厚な会議も出来ました。

 さておき、遠い昔母校が工業高等専門学校だったころにスタートした同窓会、私が卒業したころが全盛期であったかもしれません。取引先の社長様が先輩であったり、営業の担当者様が先輩であったり、雲の上のような人大企業の専務様、副社長様が先輩であったり、こうした皆さんが毎年参加される支部総会ですら、非常に勢いのある同窓会でした。卒業すると直ぐに取引先の先輩社長からお電話を頂き、「参加しなさい」の一言で、参加しました。偶然にも野球部の先輩がなど会場には200名を超える人が溢れていました。その同窓会も、昨今では人とのつながりがだんだんと希薄になってきており、個人情報の関係といった話で同窓生に情報すら会社が送ってくれない時代となりました。まだ数年前までは、ほとんどの自動車、電機、車両、金属関係の企業には同窓会の担当者がいるほどでしたが、今は会社に「関わるな」と言われてしまうのだそうです。寂しい限りです。

 こんな流れですから、同窓会は段々と勢いを無くしていきます。これで良いのか日本人と私は思っています。先週、福岡に出張に行きました。FDAを使用していきました。ちょうど福岡に出発する20分ほど前に山形行の飛行機があり、ターミナルでは山形に行く人と、福岡に行く人が入り乱れていました。金曜日、週末ということもあって聞きなれた山形訛が耳に入ってきます。石川啄木の「ふるさとの訛懐かし 停車場の人ごみの中に それを聴きに行く」という句があります。正にこんな感じでした。同窓会といった形でなくても、山形訛を聴くと頭の思考が、自分が過ごした18歳から22歳に戻っていったような感じがします。あの頃の心に戻るような感覚って大切なのではないでしょうか。如何せん、不思議と元気になるのです。日本を元気に、そんなこんなで、徐々に消え失せるかもしれない同窓会を啄木の歌のような感覚で蘇らせてやろうと画策してみたいと同窓会(懇親会)の中で、東海支部は決めました。どんな形でも人はふるさとを思うものです。あの頃に帰って元気になるのです。

 さておき記念講演会で、凸版印刷をTOPPANという社名に変えていった社長様の基調講演を聴くことができました。そうです、先輩なのです。少し嬉しいです。印刷会社ですから、印刷だけをしていたのでは未来は難しいかもと思うのは、一般的な考え方です。中でも、就職先を決めようとする若者、そしてその親世代にとっても正に「今更印刷会社?」という感覚になってしまう。そこが印刷を社名から消そうと決断した大きな理由、そして未来を築く人たちを採用するために始めてCMを打ち始めたという話も聴くことができました。小さなことですが当社が東海ラジオで永年CMを続けているのも同じような理由です。継続して続けることで、ちょくちょく名刺交換をさせていただくと「あ~、山崎武司さんのマツバラグループの」と言われるようになってきました。継続は力です。ということで、TOPPANは突破する会社なのです。何度となく話されたことは「昨日と同じ今日を迎えない、今日と同じ明日を迎えない。必ず、一歩でも前に進んでいること。挑戦し続けること」ということ、大きな自信を貰えました。先週のブログでも綴りましたが、先週金曜日たまたまのまとまった何もすることのない時間に遭遇して古い提出資料をじっくりと眺め、多くの気づきがありました。これは掘り起こしてみると、大きな改善が出来そうです。そうです、今日と同じ明日を生きないということです。必ず、明日新たな挑戦をする。突破する気持ちと気概の重要性を感じることができました。何よりも、先輩の息を貰いました。先輩の心です。大変多くの突破口を見つけた気がします。

 それこそ帰りの自動車の中ではその話で持ちきりとなりました。第1の突破口、そして第二の突破口、第3の突破口へと次々に突破していくアイデアが浮かんでいます。突破口は大きそうです。そして、「品質ヨシ、生産性ヨシ、環境ヨシ」の三方ヨシとなっており、その結果導き出される方向は正に「突破」と大声で叫ぶような未来が待っていると確信しています。マツバラは凄い会社です、こんな時代の中でも次々とよい改善が出来ています。お客様が、同業者様が全てのステークホルダー様が来社されて感動をして帰られるものを有しています。それでも今少し欠けているのは「元気」です。その元気を導き出すための突破口を必ず見つけ出しました、突破して見せます。

 今週は本日のおそうじ発表会、明日からのISOの更新監査と多忙な週になりますが、明日、その突破口を皆で共有しながら、衆知を集めた完全なものへと完成させていきます。愉しみな一週間となりそうです。

社長 松原 史尚

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