10月16日（水）
今週のブログでは何度も綴っていますが、マツバラの女性は極めて優秀です。マツバラの伝統である「一人三役」は女性スタッフの中でも定着しています。最低限、2部署は経験できることそして繁忙期に生産の応援が出来るように生産活動業務も1つは出来るようにしよう。ほぼ、全員の女性が製品検査の仕事が出来ます。ISOの規定により、認定を受けた検査員です。凄いことです。こうした仕組み上、職場の移動が発生します。こうしたケースに備えて、各職場に引き継ぎマニュアルが存在します。このマニュアル、常に同じではなく、時代に応じたり改善を加えたりとリニューアルがされていきます。ほぼ例外なく、リニューアルしたマニュアルは改善提案として提出されますので、その都度私も確認できます。このマニュアルが凄い出来です。私は社長だからと言って社内の全ての業務が出来るわけでなく、ほぼ100％と言ってよいほど社員さんたちの精進の精神に寄りかかっているようなものです。従って、例えば生産管理の業務は等全くわかりません。そのような状況ですが、生産管理係におけるマニュアルの改善・更新が改善提案で上がってきました。このマニュアルを紐解きますと、全く業務を知らない私でもこのマニュアルを見ながらその業務が出来る程の出来となっています。本当に凄いと思います。
一方で昨日の良品率の発表を見ますと非常の低い数字となっています。その内容を確認してみますと、以前にも起きた失敗の再発です。再発というよりも再々再発レベルの話です。非常に寂しい話ですが現実です。本日から今週の操業が始まりました。先ほど15：30分頃に確認してきましたが、ここ数か月の中でベストな溶解が出来ています。その原因も実はトラブルの再発があり、その原因を先週掴むことが出来たからです。本来、製造業である以上こうした業務こそ「やり直し無し、決め事遵守」になっていなければならないのに、どうしても同じミスを何度も繰り返しています。それはしっかり決められていないから、もしくは決められたことが徹底して守れていないから。ということで、大きな変化を起こすことにしました。「女性の投与」です。
この先、進めるべき大きな改善を3点考えています。その事務局に3人の女性を置きます。昨日、定例の会議に3人の女性に参加してもらいました。その冒頭で、「これまでのように言われたことをしっかりやりこなすという感覚は捨てて参加して欲しい。自責（自らの責任）として、自ら考え行動し、能動的に改善、変化を起こしていく気概で参画して欲しい」と述べました。
先ずキックオフしているプロジェクトでは、既に本日の会議でも積極的な関与が伺える素晴らしい態度で参加してくれました。恐らくきっと、近未来、女性の活躍によりマツバラは大きく躍進していくと思います。たまたま、私が積極関与して進める分野の女性3名に参画してもらっていますが、その他の部署でもこの先は間違いなく女性の活躍が今後の進化の鍵になります。「絶対に」。
さあ、希望の未来は実現できる。どこかで聞いた言葉ですが、私も大きく共感しています。必ず出来ると。さあ、負けてたまるか大作戦、頑張っていきましょう。
社長 松原 史尚