11月6日(水)
「やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」は良く聴く話ですが、その後に「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」と続いていくことは、私自身知っていませんでした。このことを教えて下さった先輩がいらっしゃって、この1月間、そんな気持ちで生産現場の皆さんと懸命に改善を進めてきました。「・・・・人は動かじ。」ここまでしか意識していなかったことが、同じことを何度も失敗して繰り返す原因であったと実感しました。やってみせて、言って聞かせ(教え)れば、その時は出来るのです。そして「凄い、凄い」と褒めてきたのに気づくと、忘れた頃に同じ失敗をまたしているということが何でもあったのです。・・人は動かじ、この先を聴かされて本当にハッとしました。ということで実践をしてきたのです。生産実績を観ながら、何でこのような手を打ったのだろうかを会議の参加者で話し合って、その手に内容もしっかりと承認して、その上でまた話し合って「一歩前へ」を繰り返してきました。その結果、しっかり自ら考えて実践できるようになってきました。ということで、私のレクチャーも今週で終わりという宣言しました。感謝の心で見守り、信頼する。そのステージに来たのでしょう。昨日の操業日報を観るとまさに完全に独り立ちが出来ています。この先は、一層皆で話し合って歩を前に進めていって欲しいと思います。経営数字には、しっかりと皆さんの頑張りが形となって出てきています。
今回は私が中心となって「やってみせ・・・」をスタートしましたが、このブログを覗いてくれている一人ひとりがそれぞれの担当する仕事の中で同じことが出来るのではないでしょうか。進めるべき課題は山積していると思います。今回、皆が一丸となって進めた改善を今度はそれぞれの部署で進めて欲しいと願っています。
それにしても本当によく頑張ってくれました。まだまだ改善は進んでいくでしょうが、もう大丈夫。しっかり話し合い、先ずはしっかりと聴く、その上で先ずは認めること、その上で任せていくことの大切さ。信頼して見守っていくこと。この域に来ましたね。本当に凄い、「有難う」以上の言葉が見つからないけれども、本当に感謝しています。
社長 松原 史尚