11月12日(火)
最近お世話になった方の訃報が相次いでいます。考えてみると自身が58歳になっています。社会に出てお世話になった先輩方は80歳を超えている人が多くなっているのは当たり前ですね。そう考えると、こうした寂しい報告が続くことは仕方がないことなのだと思います。今日もずっとお世話になった金型屋さんの元会長さんの訃報が届きました。事業の継続も難しいと、一昨年廃業をされていましたが、当社の成長はこの型屋さんのおかげであると言っても過言ではありません。様々な考え方も父の代から共有できる方で、選挙の折などにも本当にお世話になりました。幼なじみの女の子のおじさんでもありました。いつか綴ったことがあるかもしれませんが、私は子どものころ今でいう発達障害、物事の優先順位が付かない症状が顕著に出ていました。何かに夢中になり集中してしまうとトイレにも行けなくなり、気が付いた時には漏らしてしまっているということが小学校の高学年まで頻繁にありました。そんな私を隣の席でいつもお世話してくれたのが彼女でした。学校の先生も、彼女に頼ることが多かったのだと思います。小学2年生の時に隣の学校から転校してきた彼女は6年生までずっと同じクラスでいつも私の隣の席でした。普通に考えればそんなことはあり得ないわけで、何かしらの意思が働いたことは間違いなく、今思えば周りの配慮だったのだと思います。その彼女は今から15年以上も前に癌で他界をしました。大学を卒業してからも飲食店に勤めていた彼女の店を覗くと、年に一回必ずお守りをくれました。そんな話を会社ですることも時々ありました。明日が告別式ということで、参列させていただきたいと思います。天国に行ったら、向こうで彼女にも会って、私も元気でやっていると伝えて欲しいです。ご冥福をお祈りします。
今週の操業が始まりました。昨日の変化点会議で、いくつかの改善点が見つかりました。既に現場の皆さんは問題点に気づいてくれていたようですが、会議の中で決めた管理幅を超える手を打つことになるために決め事遵守をした結果、若干の問題点が生じたようです。どんな時でも決め事遵守は絶対ですから、素晴らしいことと思います。この管理値については、天候や気温、湿度によって異なってくるものなので、管理値を設けるのでなく目安として現場での対応を優先することとしました。こうした会議の改善内容がしっかりと活かされていました。良い感じですね。製品の顔(品質)も観てきましたが、先週まで出ていた問題点はしっかり解決できていました。その上で日報を見る限りはコストも下がっているように感じました。また、様々なパラメータを頻繁に変化させることも無くなっていました。車の運転と同じでハンドル、ブレーキ、アクセル、頻繁に変化が起きる時は燃費も安全性も良くないわけで、当然コストもかかるのです。それがない状況というのは良いことです。良い感じです。願わくは、現場の皆さんが感じた違和感が共有できる速度が上がると良いと思います。しかし、悔やむより現状に感謝したいと思います。本当に良くなってきました。みんな本当に有難う。今週もよろしくお願いします。
社長 松原 史尚