11月19日(火)
昨日のことですが、第3月曜日は地元の社長会ということで参加してきました。何時もは対面式のテーブルですが、昨日はカウンターにそれぞれが座る形式での食事会でした。不思議なもので、こうなると隣同士でセットが出来るのです。会が進むにつれて、皆で話が共有できるようになりましたが、当面私のペアとなられた方はグローバルで活躍される社長さんでした。事業のスタートはフィリピンであったこともあり、私自身もフィリピンとの縁が深いこともあり、「フィリピンの経済はどうですか。」このように話が始まりましたが、「良いと思う、ただ格差が開き、強盗などにも気を付ける必要がある」という話でした。それは日本でも同じように感じます。例えば2億も現金を持っていれば、株式に替えておけば平均的に700万円から800万円の配当がやってきます。未来ある若い子どもたちが「闇バイト」なるもので人生を狂わせていっています。そんな社会が日本でも当たり前になってきています。隣の席から会話が聞こえてきました、自動車産業に属する社長は「特殊な技術故に現状は何とか順調に仕事が回っているが、周辺では良い話を一つも聞かない。」そんな話をされています。一方で、防衛産業に属する社長は「現状は絶好調も政権が変わることで大きく落ち込む可能性もある」と不安視されていました。いずれにしても、金があるところにまた金が流れるという時代であるということです。わが国でも企業数の全体の90%は中小企業でそこに働く人の70%が存在しているというのが現実です。格差は拡がる一方であるということです。格差は人だけでなく地域にも及んでいると感じます。この構図は世界的にも同じことが言えるのでしょう。今年の選挙を観ると世界的に与党が惨敗をしました。その中でも、米国でも、ニューヨーク、ワシントン、ワシントンDC、アメリカでは軍需、証券、金融といった産業が中心の街では与党が勝っています。現状に満足をしているということです。金のあるところに金が流れる仕組みですが、圧倒的にそうでない人の人口の方が多いという現実です。それが世界で与党が全敗した原因だと思います。
日本では年収103万円の壁の議論が本格化します。この問題は単純なことではないのですが、将来の見直しはするとしても現状では大きく引き上げることに私も賛成です。夢を見て東京に進学しても、毎月のバイトは9万円以上出来ないのが現実です。奨学金を借りても家賃は払ってくれません。その家賃が10万円近い地域ではそれ以外の収入を見つけるとなると、非常に難しいでしょう。今は弱っているところを治療する時だと思います。一人3万円もする食事をする人もいれば、一月3万円以下で生活する人もいる。そして弱者程この先も弱っていく。ただこの現象が、戦争が世界中で行われているが故に加速している時代です。戦時下限定としてもするべきだと思うのです。
昨日大村知事が愛知県内だけで3200億を超える減収になるから反対だという話をしていました。たった3200億円だと私は思います。奨学金はただではありません。永遠なる格差の拡がり、こんな時代に誰が子供を産み育てようと思うでしょうか。本当に必要かと思うような事業がどんどん行われ、建物がどんどん税金を使用して建設されていく。辞書で調べるに、福祉とは「皆が幸せになること」と書かれています。そんな政治家が生まれることを期待しています。
実は毎年の季節の変わり目特有の体調不良を起こしています。冷たい乾燥した空気が副鼻腔に入ることで炎症を起こすのです。もうこうなるとマスクが必需なのですが、変わり目にはついつい油断をしてしまいます。昨日は今年一番の冷え込み、県内には霜注意報が初めて出ました。ということで副鼻腔が一気に炎症を起こし39℃を超える熱が出ています。病院に行きましたが、インフルエンザ、コロナという類のものではありませんでした。流石は掛かりつけ医ということで薬をもらいましたが、しっかりそのための薬が処方されています。何とか解熱剤を使用してブログを綴る夜になっても、38℃レベルの熱があります。明日も一日休むことになると思います。ただ、単に現状を愚痴るだけでなくどうしていくのかも明日、綴ってみたいと思います。
社長 松原 史尚