12月13日(金)
今日は改善提案の審査を進めました。今年1年、離職者が出ていなったのですが来年1月度の勤務が12月21日にスタートする日をもって一人の離職者が出ました。ネガティブな離職ではなくポジティブな離職ですから、私は心から背中を押したいと思います。個人的には、マツバラを元気にするというプロジェクトを一緒に進めて、新入社員時代からマツバラを本当に善くしてくれたことも思い出され、ある制度の導入に至っては彼女の意見を採用して決定をした経緯もありました。その面でも今回の離職はまるで父親のように喜んでいるところもあって、未来の幸せを祈るばかりです。
彼女が今回離職するにあたり、多くの改善を残してその内容を提案として残してくれました。今日の審査では9件、先月からスタートして15件に近い改善を残してくれました。彼女は入社以来多くの改善を進めてくれました。その彼女がいなくても、誰でもできるような標準化、そしてその内容を電子化してくれて、クラウド上で仲間と共有してくれました。長く紙媒体でページをめくって探していた内容を瞬時に検索できるような改善も進めてくれています。大切な仕事なのだけれど紙で進められていて、人が変わったら気づかないかもしれないような仕事も電子化し標準化してくれて、その上で皆に共有もしてくれました。単に言われたことだけをするのでなく、何を何故しているかを理解して欲しいと入社時に話したことを思い出します。そんなことがあってか、違う作業に見えて実は重複しているような業務も共通化することで時短も進めてくれました。彼女の一番の功績は様々に上昇したコストを見える化することで、そのエビデンスを示しお客様への価格転嫁をお願いすることが出来たこと。今回は仕事が小ロット化し、そのために変化した運賃の価格転嫁を進める上でのデータ(エビデンス)を誰もが解る形で示してくれたこと。恐らく、こうした小ロット化は加速するでしょうから、今回のまとめは残る人たちにとっての大きな財産になるでしょう。エビデンスを示す上での大切な考え方が示されていると感じました。これまで当たり前に発行してきた手形の決済をデンサイなるシステムへと改善してくれました。今年は昨年の12月21日からの年初から一人の離職もなく、それが嬉しくもありました。その中での離職は辛くないと言えば嘘ですし、これほどの改善が出来る人財が職を離れることは寂しくはありますが、離職に当たりこれだけの手土産を残していってくれるマツバラの社員さんたちは本当に凄く、有難いと思います。社員さん、全てが素晴らしいから、こうして新たなステージに向かって夢を追う人たちも素晴らしい心で返してくれるのだと思います。15件近い改善提案の賞金も全てグループに残ることになります。改善提案の賞金を使用して何かのイベントをするようなことがあるのであれば、是非彼女も招待をしてあげてくれたらと思います。
時同じく、地域の企業を社長として支援した折に一緒に頑張ってくれた仲間が営業部に彼女との入れ替わりで入社をしてくれました。こうした一期一会の出会いに感謝をしながら今週のブログを終えます。今週もお疲れ様でした。
社長 松原 史尚