11月23日(水)
通常は月曜日が朝礼当番なのですが、本日は特別に順番を変更してもらって朝礼当番をさせていただきました。
11月23日は当社にとっては絶対に忘れてはいけない戒めの日だからです。平成元年のこの日、労働災害で1名の命を奪う結果となってしまいました。ブログでは可能な限りポジティブなことを綴るようにしています。しかし、二度と思い出したくない日であっても、今一度その最悪な事態を思い起こし、二度と同じ過ちを起こさないためのケジメのそして節目の時は必要だと思います。マツバラは装置産業です。こうした事故が絶対に起きないような機械になっています。しかし、安全装置を自ら外し、機械に入る。その場合でも機械を稼働させる鍵さえ抜いてあれば絶対に機械は稼働せず、また残圧なども全て抜けて絶対に設備が駆動しない仕組みが造られています。故に、こうした事故は、「魔が差す」こうした表現でしか説明できないことで起きています。そして、共通するのは機械の不具合が起き、その不具合を修正する時に起きることが多いのです。どんな理由があれ絶対に二度とこうした事故が起きないように、そして絶対に魔が差せないようにするための行動を全社員さんにお願いをいたしました。
その上でお話しさせていただいた内容は
- トラブルが起きる頻度が高ければ非定常作業は増えます。従って、トラブルが可能な限り起きないように、昨今、11億円の費用をかけて最新の設備を導入にしました。
- それでも止まってしまったり、設備不具合が起きた場合は
- 一人作業は絶対に禁止でしないこと
- やったことのない作業は絶対にしない。先ずは設備を止める、その作業が出来る人を呼ぶ、そしてその出来る人が到着するまで待つ。「止める、呼ぶ、待つ」の徹底をすること。
- 鍵は絶対に抜いて作業する。鍵が設備から抜かれていることの確認を作業している全員ですること。その職場の新人が鍵が設備に刺さったままであることを確認し、中に入っているのが大先輩でも絶対に注意をしてルールを守るようの全員で進めること。
当たり前が当たり前にできるように、二度と同じ過ちをしないようにお願いをさせていただきました。皆さんで、二度とこうした事故が起きないように徹底していく所存です。そしてこの日は勤労感謝の日です、社員さんがお仕事をしていただけることに感謝する日です。社員さんが日々無事にお仕事をしていただけるからこそ感謝できるのです。11月23日は、永遠に安全への決意、そして社員さんへの感謝、この経営の根幹を確認する日なのです。皆さん、今後ともルールを守り、より一層よい会社にしていきましょう。
社長 松原 史尚