11月25日(金)
実習生派遣元の社長さんが会社見学に来てくれました。先ずは、どんな作業をして欲しいのか、その職場を案内しました。単なる労働者としてでなく、技能実習生その言葉の意味の通りの実習が出来るように、1年目は先ずは仕事に慣れること、2年目以降は徐々に専門的な作業も増やしていくこと。そして最終年は実習生の将来の希望に応じた未来造りに協力していきたいことを説明させていただきました。
先ずは、想像していたよりも大きな工場であったこと、想像していた工場よりきれいであったこと、多くの社員さんがお辞儀をして挨拶してくれたことに感心していただけました。その上で、大平工場に移動しました。大平工場では、3名のフィリピン出身の社員さんたちとも英語やタガログ語で会話をされていました。
フィリピンの若い人の中にはタガログ語が話せない人、英語しか話せない人も存在するということを始めて知りました。当社にも1人いました。逆に、来られる全ての人が英語が出来ると言うことは大きな安心感です。現在グーグルの翻訳機も恐ろしいほど進化しています。タブレットを持って、要領書を移せば自動的に英訳してくれるアプリが存在します。実習生さんに色々学んでいただく上で最も高い障壁は言葉であり、その障壁が大きく下がるのは有難いことです。
こうした見学を通して、プレッシー社長様はすっかり安心して頂けたようです。当社の社員さんの出身地にも事務所があり、名刺を渡して、知人や家族で日本で働きたい人があれば応援したいと名刺を渡して営業もされ始めたほどです。
現状の円安では、外国から働きに来られる人には実質賃金が2割下がっていることになります。従って、以前のように希望者が多くないことは絶対的な現実です。その中でも、こうしてフィリピン出身の社員さんが多く存在することは、来られる実習生にとっても安心だと感じていただけたようです。また、有給休暇等の福利厚生面の充実についても当社の規定に驚かれていました。120日の年間休日、アパートなどの提供、説明するたびに目を細めて感心されていました。逆に、これまでどれほど条件が良くない企業であったのか。その面でも、日本は反省することが多いのだと感じます。その上で12月には私がフィリピンへの訪問することも決めました。新たな実習生が着任できるのは最短で7月になりますが万全の態勢で進められようにしていきたいと思います。
今日もきれいな職場と最高の笑顔の挨拶を実施してくれた社員さん、特に「この会社は素晴らしい会社」と説明してくれたフィリピン出身の社員さんたちにも感謝します。今日も素晴らしい一日でした。ありがとうございました。
社長 松原 史尚