「大阪商工会議所機械部会長様からお礼状が届きました」

「大阪商工会議所機械部会長様からお礼状が届きました」

11月28日(月)

有光部会長様より丁寧なお礼状が届きました。当社が見学を通じて発信したかったことの全てが「良かった」としてお礼状に記されています。 本当に嬉しく感じました、何よりもこうした当社の姿勢が案内をしてくれたスタッフたちの口から見学者の皆さんにしっかりと伝わっていることに感激いたしました。先週金曜日には、フィリピンから大切なお客間を迎えたことをお知らせしましたが、この際もお客様が感動していただけるほどの挨拶で迎えてくれるスタッフたち、本当に嬉しく思います。

昨今、鋳造業に限らず、製造業の社長さんたちとお話をすることが多いのですが、異口同音に話されるのが、「全てのものが値上がりをしているが、そのほとんどをお客様に価格転嫁できていない」ということ。可能な限りの値上げはお願いするべきですが、一方でお客様のお客様が値上げを認めていないのだという現状を認識しなければいけないと思います。その現状でお客様に全ての価格転嫁をお願いすることは無理だと覚悟することも大切なことなのだと考えます。しかし、値上がりした費用を価格転嫁できなければ、赤字になる、もしくは収益性を大きく損ね、設備投資や賃上げなど絶対に必要なことが出来なくなっていき、企業は徐々に衰退し、いずれは廃業や倒産に向かっていくと思います。そうならないためには「改善」を進めることです。それは、当社が取ったような「量産偏重→量産(得意分野)+小・中ロット」といった大きなものでなくとも、小さな改善を積み重ねるところからでも良いのだと思います。当社も、小さな改善を積み重ね、ある時営業会議の中での総意で受注の主体を若干高い付加価値が取れる中ロットに変える、そして付加価値の大きい小ロットを積極的に受けられる体制を造ることが決まっていきました。そして、最も大切なことはその改善をするのは社長でなく、社員さんなのだということを理解することです。その改善意欲は小さな改善の積み重ねから生まれてくるのです。その小さな改善の積み上げのスタートとして、5Sや挨拶といったことが非常に大切になり、それが徹底できると大きな改善につながっていくのだと現光好会長に教わりました。そしてこの時代、自らの改善を進め、お客様と痛み分けできる体力を改善から導き出すことが重要なのだと思います。人には大きな力があります。私は先ず社員の力を信じることから始めました。そして、その社員の中核になる社員の教育に力を入れることもしました。特に製造関連の部門長の教育に力を入れました。それが製造元気プロジェクトです。「教育にはどん底のの時ほど惜しまず投資する」これは先代忠康会長に教わったこと。

また、こうしてわが社の源流に立ち戻る良い機会を頂きました。大阪商工会議所の皆さん、本当にありがとうございました。 社長 松原 史尚

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