「役員会・経営会議」

「役員会・経営会議」

1月12日(木)

 

 多くのテーマがありましたが、その中から2つ紹介したいと思います。

「定年延長」

 詳細は社労士の先生としっかり打ち合わせた上で新年度4月からスタートできるようにしていきますが、定年を60歳から63歳に引き上げます。徐々に年金の制度が変わっていっています。現状の仕組みでは60歳で定年を迎えたのではその後の生活に大きな不安が残ると感じています。以前は、継続雇用に対する国の支援制度もあり定年を迎えた後、こうした再雇用制度を活用すれば収入は定年前と変わらない仕組みになっていましたが、現状では収入が減ってしまうようです。また、当社は特に中途入社の方々も多く60歳では十分な退職金も溜められていないこともあります。僅か3年ですがその間も退職金は蓄積されていきます。時代に合わせて、少しでも社員さんが幸福を感じられるように制度を進化させていかなければなりません。もちろん、60歳以降は選択で60歳でも61歳でも自身で定年時期が決められるような仕組みにしていくつもりです。60歳で区切り、新たな人生をスタートしたい人もいるでしょう。身体の自由が利くうちに長期の休みを取って大きな旅行がしたい人もいるでしょう。それぞれの選択肢の中で、100歳時代の人生設計が出来るお手伝いをしていきたいと考えています

「通勤費」

 当社には従業員諮問委員会というものがあります。(私は、このネーミングが好きではありませんが)社員さんの代表の皆さんが経営に対して意見できる委員会です。その中でガソリンの高騰による通勤費の見直しを求める意見がありました。私としては「そりゃそうだ、上げるべき」と考えたのですが、総務経理の担当常務より明確な回答がありました。

 現状の通勤費が制定された頃は車の性能が良くなく燃費を10キロ/リットルで計算し、ガソリン価格を120円/リットルで設定したそうです。しかし現状は車の性能が向上し平均的に燃費が15キロ/リットルになっており、現状の160円/リットルの価格でも実は支払っている通勤費で十分ガソリン代は賄える計算になるということです。むしろ1000円程度社員さんにメリットがあるのだそうです。「納得です」特にマツバラは地球環境への貢献を謳っている会社です。その社員さんでしたら更に燃費の良い車両を利用して物価高を乗り切っていただきたく思います。もちろん現状の物価高を支援する賃上げも既にしていますが、更に4月にはベースアップを含めた賃上げも進めていきます。燃費の良くない車を使用している皆さんは、将来を考えて20キロ/リットル以上走る車の購入も考えてみて欲しいと思います。会社だけがするのでなく、社員さん一人ひとりが地球環境への貢献を進めて欲しいと思います。

 以上、今月の役員会からでした。

社長 松原 史尚

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