「タイ出張報告」

「タイ出張報告」

1月27日(金)

 朝一番から大学時代の先輩が社長を務める会社の工場見学をさせていただきました。先ずは当社が良品率が低く悩んでいる製品の製造方法の作業プロセスを徹底的に観察させていただきました。その後の質問時間の中では様々なアイデアを教えていただけることが出来ました。様々な角度から帰国後新たな対策を考案していきたいと思います。時同じく、岡山の工場で学ばせていただけているヤングチームとも情報交換を進め良品率向上に努めていきたいです。

 次には材料のリサイクルの中核になる湯道の回収方法、特に如何に湯道を小さくできるかが重要で、その破砕機を詳しく見せていただきました。当社の機械より細かく粉砕できています。構造的なこと、プロセス等しっかりと見つめていました。改善策が楽しみです。

 そしてメンテナンス道場の見学、当社でも設置に向けて動いており参考になるところは多かったと思います。また駆動部の安全対策への工夫も参考になる点が多かったと思います。

 砂処理では写真のように当社と比較するとほとんど砂こぼれがなく、その仕組みからは学ぶべき点が多くありました。時間と費用も掛かりますが徐々に改善を進めて欲しいものです。

 当社では全体の3割程度が異物の混入、ノロかみ、スラグかみといった名前で呼ばれている不良品になります。この異物かみに対処できる取鍋の改善を試みていますがこの分野でも参考になる気付きが多くありました。

 安全対策のための溶湯の配湯方法についても学びが多くありました。根本対策へと向かう前段階での取り組みとして先ずは一歩改善を進めるベンチマークになったように思えます。

 最後にこの先人手不足は継続的な課題です。その中でダイバーシティは絶対に取り組まなければならない課題です。タイの国内で、日本品質を以下に創り上げていくか、そのための人材教育についてもご教授いただきました。この取り組み手法はダイバーシティを進める上で非常に参考になります。この点は、夕方からお邪魔した、当社の主要客先さまへの工場見学の中でも気づきがありました。一歩ずつ改善を進めていきたいと思います。

 そして午後からは前述の当社の主要客先様への工場見学の機会を頂戴することが出来ました。思いがけず、社長様にまでお会いすることが出来ました。有難く存じます。

 このように非常に学び多き海外出張になりました。明日は帰国の飛行機まで時間があります。いつも頑張ってくれている製造の幹部の皆さんの思い出に残る恩返しを少し企画したいと考えています。さて、帰国に向けて動き始めます。

今週も本当に素敵な出来事がたくさんありました。超ハッピーです、来週もたくさんの素敵な出会いがありますように。皆さん、良い週末をお迎えください。

社長 松原 史尚

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