2月6日(月)
安全衛生委員長に復職して、初めての定例会議が開かれました。本日は産業医の先生も参加していただきました。「有難うございます」
委員長あいさつの中で、先ずは時間を守ることの大切さを話させていただきました。会議にギリギリで参加してくるメンバーへのお願いです。特に委員長として私が座っています。私に対する敬意(恐れ(笑))もあって、仕事の都合などで時間ギリギリになれば焦り急ぐことが当然として考えられます。その焦りや急ぎこそが最も不安全な行動であること、故に常にゆとりある行動をすることを心掛けること、また皆がそれぞれの大切な職務を持っているので時には会議に遅れそうになることもあるのは当然なので、こうした場合は最低限5分前にその旨を連絡することで会議を始めることが出来るから、こうした行動を大切にすることをお願いいたしました。
産業医の先生からはたくさんの大切な話をいただきました。全ては紹介できませんが印象に残ったところでは、先ずは手指消毒の仕方についてです。最も流行性の疾病に感染するのは指先からが多い、そのため手のひらだけの消毒でなく指先までしっかり消毒することの大切さ、例えば額の汗をぬぐう時でも手のひらでなくほとんどの人は手の甲であるから、手の甲までしっかり消毒することが大切です。まさにその通りですね。「何のためにするのか」そこがポイントなのだと思います。
ということで今日のテーマは「何のためにするのか」を大切にすることとして書いてみたいと思います。今回の先生の話も何のためにするのかという話でした。昨今、手指消毒はしなければ目的地の中に入れないのでしているという感覚に皆がなっているように感じます。そもそも何のためには「感染予防」であるはずが、何のためには「入場する」ためにに変わってしまっているということです。ここをはき違えるから事故が起きるということを肝に銘じることが大切だと思います。
会議の中では「ヒヤリハット報告」について事務局からメンバーに依頼がありました。「対策期限が守られていない。期限をしっかり守ってくれるようにお願いします」と。「何故期限が守れないのですか。」私からの問いかけに対して、「直ぐにできない対策などが期限が守れていない原因です。」そのような答えでした。「先ずはヒヤリハット報告が提出されたら、1週間以内に対策の行動計画を立て提出してはどうか、その上で危険個所や危険設備には絶対に近寄らないための工夫をして、設備業者さん等との改善スケジュールを決め、その内容を先ずは報告するというようにしていってはどうでしょうか。」このようにお願いしましたが。「そもそも報告書の提出事態に期限があり、ヒヤリハットを経験してからかなり時間が経ってから提出されるてくるために対策が遅れることが多い」との事務局からの答えでした。ここで今一度「何のために」です。『「不安全箇所・不安全設備・不安全行動」を根絶するための報告書です、こうした不安全は「一瞬」でも存在してはいけないのです。従って、ヒヤリハットがあれば即座に上司などとも共有してその場で不安全を取り除くことが大切です。その上で、即日報告書が提出される仕組みに変えてください。それでも現状の期限は設けましょう。何故なら、ベテランの社員さんたちは今の仕事が当たり前になってしまって実は危険な行動、設備、場所にも「慣れ」が出ていることがあり得ます。こうした危険を感じなくなることは当然にあります。ですから、期限を設けて「安全」という見地で職場を見直す機会は非常に重要です。ですから、こうしたベテラン社員さんにもしっかり危険の提案をいただくためにも期限の設定、1件必ずという目標もそのまま残しましょう。一方で、最近入られた皆さんは多くのヒヤリハット時には違和感であってもそれが恐怖になる事は多いと思います。このような時にはどんどん報告書を提出して欲しいと思います。マツバラには同じく改善提案制度が存在し、こちらにも同じく毎月1件の目標があります。それは未実施であってもよく、改善することを提案するものですから、ヒヤリハットの報告に合わせて「改善依頼」として改善提案としてヒヤリハット報告と両方に提出いただければ良いです。逆にベテランたちは職場の問題点を理解し日々改善する努力をしてくれているので、改善提案は容易に目標達成できるでしょうが新人さんには難しいでしょう。ですから、新人さんは多くのヒヤリハットを出すことにより目標の達成率もあげることが出来ると思います。そもそも、ヒヤリハット報告は「何のため」にするのか、それは職場から「不安全」を一刻も早く除去するためにあります。現状は「提出する」ことが目的になっています。それでも目標は目標ですから達成は大切ですが、「何のため」本来の目的をしっかり果たした結果が目標も達成できる仕組みに変えていきましょう』このようにお願いしました。労働災害ゼロ、社員さんとご家族の皆様が日々笑顔でいられること、そこが一番の目的です。そのためには妥協をすることなく安全対策を進めていきたいとお願いいたしました。
「健康のため」という視点では、先生の肥満防止へのお話も勉強になりました。運動の進め、食の取り方、少し気にかけるだけで体重は減らせるもの。「肥満は万病のもと、体重を降らすことで多くの病の原因を消すことが出来ます。マツバラさんの社員さんの約8割に何かしらの所見があります。全員と面談は出来ないので特に目立つ有所見者だけに会っていますが、予備軍はたくさんおられることを自覚して毎日の生活を見直してほしい」とのことでした、「自制」安全でも生産性でも品質も全てに当てはまることです。「まあいいか」、その繰り返しが積み重なって重大事故は起きていきます。全ての分野で「善い行動を継続する」を心掛けていきたいものです。
本日はまた各務原商工会議所の一般工業部会のメンバーさんの企業から会長様、社長様にご来社いただきました。HPについてのお問い合わせでした。リニューアルされたHP、製作を担当してくれた二人の係長が対応してくれ、HPにかけた思いをしっかりと伝えてくれました。「お二人見事でしたよありがとう」。HPの内容よりも、皆さんの姿こそがその内容そのものです。こうした皆さんの姿も「善い行動を継続してきた」結果ですね。頼もしい限りです。
さあ、今週もはじまります。しっかりと「何のために」を意識しながら、決められた「善い行動」を継続していきましょう。
社長 松原 史尚