「充実した一日です」

「充実した一日です」

2月13日(月)

 今日はとても充実した一日なっています。

ハッピーな一日の理由

  1. 今日は生産調整日

 以前にも話しました新規の受注活動を再開しています。その影響は即座に表れ始めており、既に一部既存品の追加、契約重量以上の製品を受注し始めています。そのため、2月という時期にしてはある程度まとまった注文を頂けています。昨年までのマツバラでしたらフル操業でなければ対応できない受注量ですが、2日間も生産調整日を取りながら100%ジャストインタイムでお客様にお届けすることが出来ます。また、この生産調整日を活用して様々な取り組みが出来ています。

  1. 各部門、各係が来期の方針を熟考してくれています。

 あちらこちらで会議がされていました。「何しているの」と聞くと、「来期の方針(目標)を皆で考えています。」と返ってきました。もちろん今期の反省を生かしながらですが、それぞれの会議に耳を傾け盗み聞きしていますと、皆よく考えてくれています。また、たくさんの発言も出ています。これまでは生産に追われて、部門であれば部門長、係であれば係長が方針を組んでくれていましたが、このように生産に余裕が出来たことで、実際に活動する当事者たちが参画して意見を出し合いながら反省を活かした目標や方針が組まれています。言うまでありませんが、与えられた目標と自ら考えた目標(方針)では取り組み姿勢は全く異なります。来期のマツバラもとても楽しみです。

  1. 投資効果検証会議

 年末から1月終盤にかけて昨年進めた溶解炉関係のエネルギー効率を高めるための断熱工事が行われています。その投資効果はあったのかについて担当の係長さんにプレゼンをしてもらいました。そのプレゼンの質疑応答から、エネルギー効率という点ではまだ十分な検証が出来ていないのですが、そもそも何故その投資が必要であったのかという点から見つめなおし、検証を進めるポイントを明確にできたと思います。また、そのポイントを明確にすることで如何に更なるエネルギー効率を高めていくの方向性も見えた気がします。昨日上がった別の報告では投資後お客様より返品される製品の数が2割程度減少しているという結果も出てきました。この会議からの流れでもしも中国からの燃料の供給が停止した場合についての対応策も検討できました。また、3月以降は更に受注も増えてくる予定であり、増加する受注量に対し如何にエネルギー効率を高めながら限られた燃料を使用していくかという方向性も決めることが出来ました。係長さんにはまだまだ研鑽を積んで欲しいと思うところはたくさんありましたが、こうした検証会議を通して会社の成長と次代を担ってくれるエンジニアさんの成長がみられるところは非常に嬉しいところです。

  1. 臨時安全衛生環境委員会

 残念なことですが直近で2件の労働災害が起きました。1件は目に異物が入り込んだというものです。もう一軒は軽度な火傷が起きたというものです。どんな小さな労働災害であっても絶対に起きてほしくはありません。しかし今回起きた2件の災害は常態化と言っても良いほど頻繁に起きています。こうした災害が起きるたびに委員会を開催しており、都度対策を考え進めるのですが再発を繰り返しています。これまでは災害が起きると即座に委員会を開催してきたのですが、シフトの関係などで当事者が参加できないことが多く、災害報告書を基に会議を開いてきました。しかし、今後月一度必ず設ける生産調整日を活用し、当事者に出席してもらって会議を開催することにしました。今回はその一回目、やはり当事者がいるといないとでは全く見えてくる真相が異なります。しっかりと真相を見ることが出来ました。その上で自信のある対策の立案は出来ました。先ずは、それぞれが不安全行動をやめ、服装・保護具などを適正なものとして定め、その決め事を遵守する。その上で設備的に必要な恒久的な対策を進めていきます。そんな対策を講じる会議になりました。良い感じです。

  1. おそうじ活動

 この日はおそうじパワーアップ活動の実践日でもありました。その活動報告会も行われました。それぞれの職場の取り組みについて説明をもらいました。みなしっかりとこうした生産調整日の中でしかできないおそうじ活動を展開してくださっています。本当に嬉しいです。私からは、今一度何故おそうじ活動を私が経営の根幹として展開しているのかという点について説明をさせていただき、その上で来期の方針の作成をお願いいたしました。先ずは、おそうじの一番の目的は安全なのです。その目線で職場を見るだけでもたくさんの課題が見えてきます。副社長を中心に進めてくれている今日の定期巡回の中でも様々なことが見えてきました。即座に大きな労災につながるような危険個所というのはなかったようですが。集塵関係の配管に穴が開いている、これではせっかくの集じん装置も機能しません。その上、この配管は誰しもが見える位置に存在しているのです。私自身もこの場所には何度も足を運んでいる場所なのです。こうした場所が景観化してしまっているということが現実なのです。こうした現実を変えていく、そのためにどうするのか。そこが大きな課題です。来期の方針に心から期待するところです。

 その他にもまだまだ書きたいことが多くありました。今日という一日、本当に価値があったと感じています。「充実した一日」こう記したのもこんな背景からです。やはりどんな繁忙期にあっても最低1日は生産を止めて未来のために時間を費やす重要性を再実感することが出来ました。今日も良い一日になりました。有難いことです。

社長 松原 史尚

社長ブログカテゴリの最新記事