2月23日(木)
少し気になっていることがあって製造現場に足を運ぶと成長著しい頼りにしている20代後半の社員さんがいました。声をかけると表情が暗い。「どうした?」と尋ねると、おそうじ活動がうまく進展しないとのこと、特に発生源対策が上手くできないと。
確認してみると確かに課題が多い。この職場は設備の数が非常に多く、現状の事態になるととても一人や二人の手でどうにかなるものではありません。非常に責任感の強い青年でそれでも歯を食いしばって結果を出そうとしてくれています。しかし私の心境としては「すまん、気づくのが遅かった」というところです。早速上長と話をしてみると、既に彼には声をかけてくれていました。関連する、部門長にも声を掛けましたが、やはりしっかり確認をして声をかけてくれていました。こうして一人を大切にしてくれる風土は有難いものです。しかし、こうした現実を私が確認したからには一刻も早く結果へと導く必要があります。
それでも鋳物つくりはこれだから面白い、現状面している課題も、この職場のおそうじ活動が解決すればしっかり解決できるものでした。私の判断は、外部から専門家の協力を得てもこの問題を解決するということです。その専門家の手立てを学びながら社内の修繕能力も向上してもらいます。使用した費用以上の効果は必ずあります。たった一人の笑顔を大切にするそんな集団でありたいと考えています。
さて、話は変わり今朝の朝礼は技術員室の博士様の当番、「雪が解けたら、〇〇になる。〇〇に当てはまる言葉は何でしょうか。」と質問されました。多くの人は水になると考えるそうですが、中には春になると考える人もおり、この人は子供のように純粋で発想が豊かな人なのだと話していました。私は迷いなく「雪が解けたら春になる」そう考えていました。発想が子供のままなのかもしれません。春ですね、昨日岐阜県では公立高校の入学願書の締め切りが報じられ、それぞれの高校の倍率が示されていました。必ず、誰かが合格できないのですが、それでも春は必ずやってきます。高校入学がゴールではありません。されとて、この文書を読んでいただえている皆さんの関係者に幸あれと祈ります。良い春になりますように。
社長 松原 史尚