今日は10月度の役員会経営会議を開催しました。
当社は、円安、物価高を早くに予想することが出来ており、物不足、値上がりが始まる前に大型の設備投資を実施しています。
また、政府が目指す給与の引き上げ基準は、一足早く既に昨年度のに達成しました。
それは良いことではありますが、経営的には減価償却費の増大、人件費比率の向上と一時的には収益性を損ねることになります。
また、材料費の値上がり、これもタイムリーにお客様にお願い出来るわけでなく、どうしてもタイムラグが出てしまいます。
こうした中ではありますが、投資した設備、社員さんの頑張りにより、生産性の向上、品質の向上、徐々に改善されており、少しずつ収益性の向上が見えてきました。
また、過日のブログで紹介しましたが、下期から「自他一如」の色をより濃くした方針へと変更しております。
今月の会議では、変更されて初めての会議になり、その方針を受けた行動計画にも着目しましたが、各部門が出してくれた新たなる施策実施項目も大変すばらしいものでした。
「投資とはするものである」。いち早く、実施した設備投資、今はその倍の値段を出しても納期が不明という状況。
お客様の見積もり依頼が最近増えている、その一番の理由は設備の故障による、納期遅延の頻発、そして人の離職による生産性の低下、生産能力低下によるもの。
人件費については、来年4月には更に進める(ベースアップ実施の)予定でいます。
鋳物づくりは、産業の基盤です。その鋳物が造れなくなると、日本の経済は必ず崩壊へと繋がっていきます。
ご存知3K職場でもあり、こうした人たちが報われることは当然のことなのです。
私を含めた経営陣が贅沢をするのではありません、純水に、国の経済を支えるモノづくりに携わる人たちが、その恩恵をしっかり受けられるようにする。
そのための自助努力(SDGsへの貢献含む)と適正価格の維持は絶対にしなければなりません。
今日の会議も、そのゆるぎなき決意に向けて、幹部の皆さんが真剣に取り組んでくれていることが感じられる素晴らしい会議でした。
幹部の皆さんありがとうございます。
今後ともマツバラをよろしくお願いいたします
社長 松原 史尚