3月8日(水)
今日は役員会と経営会議でした。メインの議案は賃上げと定年延長に関する件、そして同一労働・同一賃金の前提に立ったパート社員さんたちの条件の変更です。思い切った決断をしました。今回の賃上げの最大の背景は物価高への対応です。したがって、所定労働時間を勤務すれば、全社員さんの賃金が全て最低1万円上がるベースアップを進めさせていただき、その上で年齢給などの定期昇給、能力給の上乗せをしていきました。もちろんパートさんにも、昨今の同一労働・同一賃金の視点に立ち社会保険労務士さんのご指導を受け、食事手当の支給や子育て支援の気持ちを込めた家族手当の支給も決定しました。多分、全ての人が自分の賃金が上昇したと実感出来るレベルでの賃上げを決定になったと思います。
全業種に及ぶ景気後退が起きています。特に世界的な利上げにより、欧州・米国・アジア、全てのマーケットが縮小しています。受注も2月・3月と目に見えて冷え込んでおり、現状のままではこの賃金増額では赤字なると思われます。しかし、既に2021年度に物価上昇を見込み3.5%レベルの賃上げを進めた折もそうでしたが、賃上げは「人への投資」ですから、投資効果は必ず現れます。既に、その後の経営会議、営業会議では新たな改善案が次々に出てきてきました。この案を実行に移すことが出来れば絶対に黒字化できます。マツバラの改善スキルは非常に高いものがあります。2021年の賃上げ以降、V字回復をもたらした改善力は今回も必ず発揮されると思います。みなさん頼みますよ。皆さんの会社なのです。覚悟を決めて頑張っていきましょう。定年も63歳まで延長を決めました。もちろん第二の人生が選択できるように、60歳からは定年年齢が選択できるようにしました。大変な時代だからこそ、会社は進化できるのです。
そんな中ですから元気が大切です、あいさつ運動は予定通り役員会でも承認されました。4月3日キックオフです。今日も私は大きな声で率先垂範で挨拶をして回りました。そして昨日話しておりました、「ありがとうシール」早速貼ってきました。私はこういう作業が得意でないので、秘書様にお願いして作ってもらいました。貼る場所が決まったのでシールに両面テープをつけに行こうとしたら既につけてありました。こういう何気ない「次の行動」を予想した思いやりってすごく大切だと感じました。「ありがとう」彼女の手に貼ってあげたいですが、そうもいかず言葉で伝えようと思います。彼女は今日は子どもさんの卒業式でお休みです。「卒業おめでとうございます」お母様としても本当によく頑張りました。ここにもありがとうシールを貼りたいですね。いつもありがとう。これからもよろしくお願いいたします。
社長 松原 史尚