3月16日(木)
方針書の作成のラストスパートに入ってきています。作成した方針書を副社長・常務に確認してもらっています。自分自身の目でしっかり確認したつもりでも抜けているところは多いもので、様々な改善点が出てくるものです。
しかし、今回方針書を作成しながら思うことは、方針書を作成する重要性です。驚くことですが、過去にないほど目指した方向に確実に進むことが出来ています。示した課題についても100点以上の結果を得られていることがほとんどです。
例えば、昨年の今頃はサプライチェーンの崩壊を大きく心配しました。特に中国からの原材料が入らなくなるのではという課題を持ちました。原材料の脱中国での操業を課題としましたが、その課題はクリアしましたが、一時は日本に出し渋りをした中国も、その結果が自国にもたらす不利益を考慮し、当面そうした事態は起きないであろうと判断しており、国産材料のパイプをしっかり維持確保しながら、安い材料はしっかりと使っていくという施策に舵を切り替えています。不採算品の値上げも確実に成果を上げ、一部お客様では想定以上の応援をお客様から頂けているケースがあります。全てを示すことはしませんが、方針をしっかりと示し、共有できたからこそ達成できたのだと思っています。
現状の目指すべき課題は、人手不足、エネルギー価格暴騰への対応、材料価格高騰への対応、その上での受注不足、この四重苦が目の前に必ず現れます。既にその兆候は起きてきています、この四重苦に如何に対応していくか。ここを方針の中にしっかりと示すことが出来た方針になったと思います。
来期に向けて、大きな賃上げを実施します。それは、こうしてしっかり成果を残してくれた社員さんへの感謝の意思表示です。来年もまた同じようにしっかりとした成果が出せるように方針書に沿って歩を前に進めていきたいと考えています。
社長 松原 史尚