「目標達成への道 2」

「目標達成への道 2」

4月7日(金)

優先順位を決めた行動を実践しましょう

優先順位

①安全 社員の命にかかわることは例外なく最優先

②法令順守、人権に関わること

③社員を笑顔にすること 社員の笑顔は会社の存続が原則、収益が重要課題

行動の進め方

①先ず、真の原因を明確にした取り組み課題を抽出する

②重要度、寄与率を考慮して取り組み順位を決定する

③衆知を集める。そのことは自身がやらなければ進まないことか、他に頼めるか。

④「何故」が周知されることなく誰一人行動を開始しないようにする

 目標達成にためにはどう進めていくかということも大切だと考えます。「優先順位」で示した内容、命にかかわること、それは例えば労働災害ということだけでなく、この物価高の中で社員さんとそのご家族の生活を守っていくことも含まれると思います。3番目に謳うように、収益性も大切なことですが、現在のようなインフレ時代においては、先ずは生活を第一に守らなければ会社を良くする知恵は出てきません。仕事をしていても、家族を守るための自身の生活が困窮していたり、貯蓄がどんどん減っていったりというような状況では改善は進まないと思うのです。しかも、先手、先手で進めることが重要だと思います。このような物価高は必ず来ることは誰でも予想できたことです。故に、2020年には既に2021年に政府が推奨した3%を超える賃上げは先手を打って進めました。2023年度も確固たる賃上げを実施しています。また、コロナ対策に当たっては除菌剤の無償配布、空気清浄機の無償配布などもしました。それは、恐らくコロナにより受注は大きく落ち込んでいくであろうと予想された時期でしたが、先ずは「収益よりも命」と判断したのです。

 コンプライアンス遵守も重要です。特に労働条件の変更など、社員さんの働き方に関わる内容は、その法律が施行される1年前には必ず実施する、速度感も重要だと考えています。また、「グレーゾーンは黒」というのも当社の判断基準です。例えば「ラジオ体操は勤務時間?朝礼は勤務時間?」、大手企業が裁判で争い、敗訴した事例も当社では何年も前から勤務時間にしています。そもそも残業を15分単位、5分単位とかにしている時点で間違っているのです。当社では、私の記憶がないほどの昔から1分単位で残業は計算しています。

 こうしたことがしっかりできていれば、おのずと良い方向に物事は進んでいきます。そして、仕事をどう進めるのかです。示す内容は日本のお家芸「QCの進め方」そのものです。そして、加えて「何故する」が明確になると行動は勢いを増し加速します。こうした考え方で仕事を出来る人が最近どんどん増えてきています。方針書を読んでくれる人が増えています、そして方針書はこのように役立っています。昨日も綴りましたが、現在の経済状況は決して追い風ではありませんが、課題は次々に見つかり、打つべき手がどんどん明確になってきます。状況が良くないときに最悪なことは、「打つべき手がないこと」です。今日もたくさんの課題報告を最前線で頑張ってくれている係長さんたちからもらっています。こうした取り組み姿勢をしっかりと持って、どんどん新たな改善を進めてくれています。本当に素晴らしいです。まさに、こうした目標達成への道をしっかりと実践してくれています。有難いことです。

 さあ、週末です。地方選挙が始まっています。先ずは、投票に行きましょう。そして、素敵な週末をお過ごしください。

社長 松原 史尚

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