4月25日(火)
昨日のことになりますが、半期会議マネージメントレビューが開催されました。マネジメントレビュー、言葉通りまさに経営の振り返りですが、その品質・環境目標のパフォーマンス結果及び達成度に対するISO管理責任者のコメントに「前年度と比較すると、全体的な原単位では良い結果となっています。経営戦略としては正しく進めたのではないでしょうか。それぞれの戦術レベルでは多くの問題が出ていますが、正しい方向へ向かっていく上で乗り越えなければならないハードルと捉えて、組織力でやりきる体質強化ツールとしてISOマネジメントシステムは有効と考えます。とありました。品質=顧客満足、環境=地球満足、その結果は経営に直結し、その結果が皆さんへの分配へと回っていきます。その品質と環境の改善に向けた経営の振り返りの中で、こうした評価をISO管理責任者がコメントとしたことが正に昨年の経営結果を示すものであると感じています。全体的な原単位では良くなっている、故に53期(昨期)に目指した、賃上げを実施することが出来る結果になったと考えます。マツバラはこうした結果に基づいた賃上げを実施しましたが、昨今報じられたメディアの発信では、約80%の企業が今期は賃上げを実施するが、来期は現状では対応できないとされています。その中でも、マツバラは来期も今期同様、もしくは必要に応じた賃上げが進められるような経営を展開していきます。そして、その目標(賃上げ)は皆さんの頑張りにより確実にできるものだとも考えています。このISO管理責任者のコメントにもありますように、「それぞれの戦術レベルでは多くの問題が出ています」、そして現在、多くの問題点が明確になっています。この問題(課題)を正しい方向へ向かっていく上で乗り越えなければならないハードルと捉えて、組織力でやりきる。例えば、材料の使用方法についての課題解決に向けて既に溶解係を中心に動き始めています。昨年、9月~11月頃には素晴らしい経営数字を残すことが出来ました。一方で、1月以降冬場にかけて収益性が著しく低下をしていきました。それは原材料の使用方法に問題(課題)があったからです。高い材料を無駄に使用し、品質までを悪化させてしまいました。これは溶解係に責任があるのではなく、新しい設備を使いこなせていなかったことが原因です。しかし、こうした問題・課題を明確にする組織力が強くなったのも53期の成長の一つです。溶解の日比係長の著しい成長とその育成に尽力してくれた村瀬部長の力も大きかったと思います。また、昨年在庫量が大きく減少しています。単に総量を減らすというのではなく、必要なものを必要な分だけしっかりと確保した上で増量を減らすといったことが出来るようになりました。まだまだ上げ出したらきりがないほどの成長を社員さんたちが遂げてくれています。
その上でそれぞれの戦術レベルでは多くの問題が出ていますが、正しい方向へ向かっていく上で乗り越えなければならないハードルと捉えて組織力でやりきる,この明確な進むべき方向が決まっているのです。本当に頼もしい限りです。あとは進むだけです。今期も楽しみな年になりそうです。
世界的な景気の悪化は加速しているように感じます。その中で、進むべき方向性が明確になっている。本当に嬉しいことです。そしてその中だからこそ、成長していける。一人ひとりの成長が、顧客満足、そして地球満足へと繋がっていく。その過程にある自己実現の中で社員満足が向上していく。そんな1年に今年もしたいと考えています。
社員の皆さん、今期もしっかり頑張っていきましょう。いつもありがとうございます。
社長 松原 史尚